大谷翔平は「ボンズの領域」 ド軍監督も驚いた136m弾「あそこまで飛ばせる選手多くない」
サイクル安打に王手をかける5打数3安打2打点
■ドジャース 10ー2 ジャイアンツ(日本時間15日・サンフランシスコ)
ドジャースの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、敵地で行われたジャイアンツ戦で6試合ぶりの12号ソロを放つなど5打数3安打2打点をマークした。飛距離446フィート(約135.9メートル)の一発に、デーブ・ロバーツ監督は「あの球場のあの場所に、あそこまで飛ばせる選手は多くはない。幸運にも、私はここでその1人とプレーした」と激賞した。
大谷は4回無死の第2打席、右腕・ウィンの初球の甘く入ったスライダーを完璧に捉える先制ソロを放った。打球速度113.4マイル(約182.5キロ)、飛距離446フィート(約135.9メートル)、角度29度の特大弾だった。
勢いは止まらず第3打席は中前打、第4打席は左翼線への適時二塁打でサイクル安打に王手をかける。しかし9回の第5打席は二ゴロに倒れた。それでも7試合ぶりの1試合3安打で打率は.361で再びメジャートップに浮上した。
新天地1年目の今季は、元通訳の水原一平被告が解雇となる波乱もあった。水原被告はこの日、罪状認否のため連邦地裁に出廷。グラウンド外での“騒動”がありながらも結果を残す大谷について、指揮官は「非常に素晴らしいと思う。彼は長い間、勝者としてプレーすることを渇望していた。世界一を目指しているチームでプレーすることをね。我々が今までやってきたことを、彼は見てきたと思う。それがプレーのレベルを上げ、毎試合毎打席で集中している。そして皆さんは今、彼の能力を目にしているはずだ」と話した。
さらにバリー・ボンズの領域かと聞かれると「そうだ、バリーの領域だ」とキッパリ。歴代最多762本塁打の大打者と重ね合わせるほどだった。
(Full-Count編集部)