ロッテが延長10回逆転負け 福浦が通算1983安打を放つも追いつけず
9回と10回に生まれた得点機を生かせず
■楽天 3-2 ロッテ(16日・ZOZOマリン)
ロッテは16日、本拠地での楽天戦で延長10回の末、2-3で敗れた。両軍投手の好投が光った投手戦で、主砲の井上晴哉が先制アーチ、福浦和也が通算1983安打目となる右翼二塁打を放ったが、終盤に畳みかけられた。
ロッテは涌井秀章、楽天は則本昂大と両エースが、互いに1歩も譲らなかった。涌井は4回に井上の17号ソロで1点の援護を受けるが、直後の5回に先頭アマダーにセンターへ同点弾を運ばれてしまう。だが、再三走者を背負いながらも、7回を7安打5奪三振1死球1失点(自責1)と好投。リリーフ陣に望みを託した。
打線は井上が先制弾を放ったが、楽天投手陣の前に打ちあぐね、7回までわずか3安打に抑えられていた。だが、楽天3番手・青山浩二の2四死球などで2死一、二塁の好機を作ると、角中勝也が代わったばかりの高梨雄平からセンターへタイムリーを放ち、1点の勝ち越しに成功した。
涌井の後を、松永昂大、田中靖洋が無失点でつないだが、9回に内竜也が2死から代打・枡田慎太郎に左翼へ同点弾を運ばれる。延長10回には益田直也が先頭・三好匠に右翼へ三塁打を許した後、島内宏明のセンターへのタイムリーで1点を勝ち越される。
井口監督は延長10回、先頭打者として代打・福浦を起用。ベテランはこれに応えて右翼へ二塁打を運び、通算1983安打。2000安打まで残り17本とした。続く角中が四球を選んで無死一、二塁の絶好機を作ったが、後が続かず。後半戦初戦を白星で飾れなかった。
(Full-Count編集部)