契約金13億円…全米1位に“失敗の烙印” 「言い切るのは早いけど」1年で分かれた明暗

タイガースのスペンサー・トーケルソン【写真:ロイター】
タイガースのスペンサー・トーケルソン【写真:ロイター】

タイガースはトーケルソンをマイナー3Aに降格させた

 タイガースは2日(日本時間3日)、スペンサー・トーケルソン内野手をマイナー3Aに降格させた。2020年ドラフト全体1位指名の24歳は、今季54試合に出場して打率.201、4本塁打、OPS.596。昨季は31本塁打をマークして覚醒の兆しを見せていたが、一転して急降下。「本当に残念」と嘆きの声があがっている。

 アリゾナ州立大では、3年間で54本塁打を放つなど注目を集め、2020年6月のドラフト会議では、全体1位で名前を呼ばれた。契約金は当時最高額となる842万ドル(約13億円)。2022年4月にメジャー昇格すると1年目は苦しんだが、2年目の昨季は159試合に出場して打率.233、31本塁打、OPS.759をマークした。

 今季はさらなる飛躍を期待されたが、不振に陥ってしまった。多くの試合で4番打者を務めたが、わずか4本塁打。チームは好投手を多く抱えながら援護に苦しみ、30勝30敗の勝率.500と浮上のきっかけを掴めていない。2019年ドラフト全体1位でアドリー・ラッチマン捕手を指名したオリオールズとは対照的だ。

 かつての全米1位の有望株のマイナー降格に、SNS上のファンも反応。「予想できなかった」「これは痛い」「本当に残念」「失敗と言い切るのは早いけど、間違いなくその方向に向かっている」「ラッチマンよりもいい選手だと言い張っていたときが懐かしい」「ジャッジが指導すべき」との声が寄せられている。

(Full-Count編集部)

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