曽谷龍平に勇気を与えた“先輩”の言葉 「謝ればいいんだ」…ギュッと内角を突ける理由
オリックス・曽谷龍平【写真:北野正樹】オリックス・曽谷龍平、東晃平からの“助言”で開花
先輩の助言が、投球スタイルを変えるきっかけになった。オリックス・曽谷龍平投手は1軍デビューから8連勝の“快記録”を作った東晃平投手のアドバイスで活路を開いていた。「そういうマインドがあるのか……と、勇気が湧いてきたんです」。迷いを払拭してくれた先輩の言葉を思い出し、目を輝かせた。
金言を得たのは、4月中旬だった。今季初登板となった4月7日のロッテ戦(ZOZOマリン)。初回に援護をもらいながら、その裏に連続四球からピンチを招き同点を許し、1点リードの4回には先頭打者から3連打を浴びて逆転され、4回途中71球6安打4失点で降板した。翌日には出場選手登録を抹消され、失意の中で東に助言を求めた。
「インコースへ、どういう感じで投げているんですか」。マウンドで表情を変えることなく、内角を突く東の答えは「当ててもいいくらいのつもりで投げてるよ」というシンプルなものだった。ボールを置きにいくのではなく、自信を持って腕を振り、死球を恐れることなく投げ込めばいいという右腕の言葉。「もし当ててしまったら、ごめんなさいと謝ればいいんだ」と考えを変えることで、気持ちが軽くなったという。
(北野正樹 / Masaki Kitano)