阪神22歳は「勝ちパでもおかしくない」 走者許さぬ無双投球…0.75が「エグイ」

阪神・富田蓮【写真:荒川祐史】
阪神・富田蓮【写真:荒川祐史】

阪神・富田蓮は8登板で防御率0.75、WHIP0.50の活躍

■阪神 8ー1 中日(27日・甲子園)

 阪神の2年目左腕・富田蓮投手の存在感が増している。27日の中日戦(甲子園)では2/3回を無失点。5試合連続無失点投球で、防御率は0.75になった。22歳の躍動に「普通に勝ちパでもおかしくない」「防御率エグい」とファンは声をあげている。

 富田は7点リードの9回1死一、二塁で登板。宇佐見を空振り三振、龍空を二ゴロに抑えて試合を締めた。これで今季成績は8登板で12回を投げて自責は僅かに1。5月24日の巨人戦から5試合連続無失点となった。

 大垣商(岐阜)、三菱自動車岡崎を経て2022年ドラフト6位で入団。昨年は9登板(2先発)で1勝2敗、防御率4.50だった。2年目の今季は5月4日に1軍昇格。安定した投球を続けている。セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp//a>)のデータによると、1イニング当たりの与四球+被安打を示す指標「WHIP」は0.50。これは10投球回以上の投手の中で12球団最少の数字だ。

 今季のチーム防御率はリーグ2位の2.13。“投手王国”にまた1人現れた有望株にファンは熱視線を送る。SNSには「えげつない」「めちゃいいピッチングしとる」「富田蓮いいね」「勝ちパターンでも見たい」「またいい投手が出てきましたね」とコメントが寄せられている。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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