ジャッジvsトラウト論争が勃発「あり得ない」 飛び交う様々な意見「圧勝では?」

ヤンキースのアーロン・ジャッジ(左)とエンゼルスのマイク・トラウト【写真:ロイター】
ヤンキースのアーロン・ジャッジ(左)とエンゼルスのマイク・トラウト【写真:ロイター】

ジャッジがトラウトを抜きwRC+170をマークした

“最強選手”を巡る論争が白熱している。MLB公式ネットワークの「MLB Now」は3日(日本時間4日)、アーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)の活躍を特集。その際に「ジャッジが世代最高の選手」と言及すると、米ファンからは「トラウトより上はあり得ない」などと喧々諤々の議論が展開されている。

「MLB Now」は「大きなニュースがある」とし「アーロン・ジャッジが1994年以降にデビューした選手の中で、wRC+でマイク・トラウトを抜いた(3500打席以上)」と紹介した。「wRC+」とは、平均100とした時に打席あたりの得点創出の多さを示し、球場による影響などを排して打者の成績を比較したい時に有効な指標。ジャッジは放送時点でwRC+170に達し、トラウトの169を抜いたという。

 コメンテーターによると、該当する期間では通算3384安打&686本塁打のアルバート・プホルス(wRC+141)、史上最高のDHと呼び声高いデビッド・オルティズ(wRC+140)、2012年に3冠王を達成したミゲル・カブレラ(wRC+139)といった大打者も含まれるという。

 もっとも、この“最強発言”に米ファンは様々な意見を寄せている。「ジャッジは信じられない選手だ!」「クール!」と擁護派もいれば、「いや打席数が少ない(通算3993打席)から比較はフェアじゃない」といった声や、トラウトが勝利貢献度WARをはじめ数多くの指標でジャッジを上回っていることから「トラウトが過小評価」「トラウトの圧勝では?」と否定派の声もあった。

 ジャッジは2日(同3日)、本拠地・レッズ戦でメジャー独走の32号ソロを放つなど、今季は86試合に出場して打率.318、32本塁打、83打点、OPS1.149をマークしている。一方でトラウトは、左膝の半月板損傷のため4月30日(同5月1日)に負傷者リスト入り。近年は故障がちでMVP3回の実力をなかなか見せられずにいる。果たしてどちらが上か――議論に終わりはなかなか見えないかもしれない。

(Full-Count編集部)

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