履いていた未発売の“大谷モデル” 貰ったお褒めの言葉…ヤ軍逸材が待ち望む再会

ヤンキースのスペンサー・ジョーンズ【写真:上野明洸】
ヤンキースのスペンサー・ジョーンズ【写真:上野明洸】

身長2mで足も速い…次世代を担うことが期待される逸材

 ヤンキースのスペンサー・ジョーンズ外野手は14日(日本時間15日)にグローブライフフィールドで行われたフューチャーズゲームに出場。身長198センチ、体重106キロを誇る大型の逸材は、尊敬する大谷翔平投手と同じ舞台でプレーすることを願って、階段を駆け上がっている。

 2022年のドラフト1巡目(全体25位)で名門ヤンキースから指名を受けて入団。2年目の昨年は1Aと2Aで計117試合に出場し16本塁打。今季はオープン戦で13試合で打率.444、1本塁打、OPS1.305の好成績を残した。大きな体から放たれる打球はすさまじく、今季も2Aで10本塁打をマークしている。

 2022年のドラフト翌日には、代理人を通じて大谷と初対面を果たした。「彼を見て、挨拶しにいかないとと思ったんだ。少しだけ話をして、僕が『非常にいいスイングをしているね』と褒めてくれた。僕が今までにもらった中でも、最高級の称賛だったよ」と笑顔で振り返る。「次に会ったら『君のプレーを見るのが本当に好きなんだ』って伝えたい。願わくば、彼のプレーを生で見たいね。側で見たいんだ」と再会を待ちわびていた。

 学生時代は投手としても活躍していたが、怪我もあって打者に専念。二刀流でメジャーの第一線を走る大谷の凄さは、身に染みて理解している。「彼は全部できちゃうからね。性格も素晴らしいし、毎日たくさんのことを本当にうまくできる選手だよね」。

 フューチャーズゲームには「5番・右翼」で出場。2打席で無安打だったが、四球で出塁した際には二盗を決めた。大きな体だが、昨年はマイナーで43盗塁を決めるなど、スピードも魅力の1つだ。

“憧れ”は足元にも見てとれた。ロッカーで取材を受けるジョーンズの靴は、キラリと金のニューバランスのロゴが光っていた。記者が指摘すると、「カッコいいよね」とニコり。シュータンには「SO1」と書かれており、一般発売前だった大谷のシグネチャーモデルを履いていた。普段からニューバランスを愛用しており、フューチャーズゲームを前に関係者から渡されていたようだ。

「将来的には、あらゆることを少しでもできる選手になりたいね。強い打球を飛ばしたり、走るのが速かったり、外野でアウトを奪ったり、盗塁したりできる選手にね」。小さな顔とスラリとした大きな体……。どこか大谷のような雰囲気を感じさせる23歳が、開花する時が待ちきれない。

【実際の写真】「カッコいいよね」ヤ軍22歳が履いていた“未発売 ”の大谷モデル

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