怒涛の補強も…ド軍が逃した“大物” 地元落胆「獲得できていれば大きな恩恵」

パドレスへ移籍したタナー・スコット【写真:Getty Images】
パドレスへ移籍したタナー・スコット【写真:Getty Images】

防御率1.18、球宴出場も果たしたスコットはパドレスへ移籍

 パドレスはトレード期限最終日となった30日(日本時間31日)、市場の目玉だったタナー・スコットを獲得した。ドジャースも獲得を目指していたとされており、中継ぎ投手を獲得できなかったことに地元メディアからは落胆の声が上がっている。

 パドレスはスコット、ブライアン・ホイングを獲得し、マーリンズにグラハム・ポーリー、ロビー・スネリング、アダム・マズール、ジェイ・ベシャーズが移籍した。

 米メディア「ドジャース・ネーション」は「ドジャースはタナー・スコットの獲得を逃し、驚くべきことにパドレスがかっさらっていった」との見出しでこれを伝えた。今後何度も対戦することになるだけに、脅威的な存在となる。

 30歳のスコットは、今季初めて球宴に選出されるなど、44試合に登板して、防御率1.18、18セーブをマーク。「球界最高の中継ぎ左腕の1人というだけでなく、球界で最高の中継ぎの1人だ」と評した。今季終了後にFAとなる。ドジャース、ヤンキース、フィリーズなどが接触していたそうで「シーズン通してブルペンに不安をかかえるドジャースにとって、スコットを獲得できていれば大きな恩恵を受けただろう」とした。

 MLBネットワークの敏腕記者ジョン・ヘイマン氏が「ドジャースはタナー・スコットの獲得を最後まで目指したチームの1つだ。それがパドレスに更なる後押しをする要因になったのかもしれない」と綴ると、ファンは「ショック」「ドジャースは殴られ続けられる」「パドレスはドジャースに執着しているようだ」などと嘆いた。

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