ド軍を襲った“90年ぶりの屈辱” 悲劇の1か月に米解説はテーブル叩いて怒り露わ

ドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
ドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

米実況、ド軍が「1か月の間で5点リードの試合を3回も逆転負けされたのは90年ぶり」

【MLB】パドレス 6ー5 ドジャース(日本時間31日・サンディエゴ)

 ドジャース・大谷翔平投手も空を見上げるしかなかった。30日(日本時間31日)に敵地で行われたパドレス戦に「1番・指名打者」で出場し、4打数無安打1四球1盗塁。2試合連続無安打に倒れ、チームは延長10回に5-6でサヨナラ負けを喫した。

 幸先のいいスタートを切ったはずだった。ドジャースは初回、ビジオの5号2ランなどで5点を先制。試合の流れをつかんだように見えたが、先発したグラスノーが7回3失点で降板すると、救援陣が踏ん張れずにサヨナラ負け。打線も2回以降は無得点だった。

 まさかの敗戦にドジャース放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」にて実況を務めるジョー・デービス氏は「5点リードのあった試合を、1か月の間で3試合も逆転負けされたのは90年ぶり」と紹介した。

 さらにドジャース放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」のポストゲームショーでコメンテーターを務めるジェリー・ヘアストンJr.氏は「戦ったチームについて悪いことは言いたくないです。パドレスを褒めたたえないといけないです」と前置きをしつつも「でも、私たちは1週間前、いや2か月前ほど前から、5月や6月にブルペンを起用しすぎると、シーズンが進むにつれて影響がでてきますと言ってきました。7月になって影響がでています」と言及した。

 続けて「トライネンは肩の怪我でほぼ2年間欠場していました。(以前ほど)変化球にキレがないですし、速球もそうです。彼は疲れているのです!」と9回に登板したブレーク・トライネン投手について話した。「トライネンは戦士で、ビーストです。しかし、同じ選手を起用しすぎると、疲れてしまうのです」。今季32試合目の登板となった36歳右腕をかばい、ヘアストンJr.氏はテーブルを強く叩きつけた。

 ドジャースは7月、13日(同14日)の敵地・タイガース戦、27日(同28日)の敵地・アストロズ戦で一時は5点リードしていたにも関わらず、投手陣が粘れずに敗れていた。この日の敗戦で“歴史的1か月”となってしまった。8月は明るい話題が欲しいところだ。

(Full-Count編集部)

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