水原被告の賭博胴元が有罪を認める 顧客は700人以上、プロ選手も…最大18年の刑か
ボウヤー容疑者が司法取引に応じる、9日に罪状認否が行われる予定
ドジャース・大谷翔平投手の元通訳・水原一平被告の違法賭博事件で、連邦地検は1日(日本時間2日)、賭博の胴元とされるマシュー・ボウヤー容疑者が司法取引に応じたと発表した。9日(同10日)に罪状認否が行われる予定だ。
ボウヤー容疑者は違法なスポーツ賭博事業を運営した罪や資金洗浄(マネーロンダリング)の罪などに問われている。水原被告を含む700人以上の客から掛け金を受け取り、その顧客にはプロ野球選手や元マイナーリーガーがいたという。
地元紙ロサンゼルス・タイムズは「ショウヘイ・オオタニの元通訳のブックメーカーは、複数の違法ギャンブル容疑に対して有罪を認める方向」との見出しで伝えた。ボウヤー容疑者は資金洗浄で最大10年、違法ビジネスで最大5年、虚偽の税務深刻で最大3年の懲役が下される可能性があり、捜査に全面的に協力することにも合意したという。
水原被告はボウヤー容疑者と2021年に知り合い、少なくとも1万9000回に渡って違法賭博を行った。大谷の銀行口座から約1660万ドル(約25億円)を不正送金した罪などを認めており、10月25日に量刑が言い渡される予定だ。
(Full-Count編集部)