日本に舞い降りた美女チア “異色コラボ”の舞台裏…おへそチラりで大熱狂
楽天-ソフトバンク戦で「Rakuten Girls」がパフォーマンス
台湾プロ野球チーム「楽天モンキーズ」のチアリーダー「Rakuten Girls」が1日、東京ドームで開催された楽天-ソフトバンク戦に出演した。その様子を、楽天モンキーズで試合演出やチアリーダーの運営を担当している日本人スタッフ・大石幸潔さんがレポートする。
昨今の日台交流の機運上昇に伴い、プロ野球界でも日本と台湾の間での交流が継続している。選手の往来は古くから盛んで、台湾籍の選手は1980年代から日本プロ野球界での活躍が見られた。昨年から今年にかけても、有望な台湾人選手が日本のチームに相次いで入団し、将来の活躍を期待する声が当地台湾のプロ野球ファンから上がっている。
そして日台交流の主役として活躍しているのがチアリーダーだ。台湾のプロ野球リーグ(CPB)では今年、3名の日本人チアリーダーが在籍している。統一ライオンズには昨年まで西武に在籍していたChihiroとNozomiが、楽天モンキーズには昨年、楽天に在籍していたKahoが在籍。台湾から日本への人材の動きとしては、ソフトバンクのチア「ハニーズ」に、台湾でアイドルとして活躍していたピンハ)が入団して話題を呼んだ。
また、球団間のイベントでの交流も活発で、今年に入ってから巨人、阪神、西武などでチアリーダーを通じた台湾交流イベントが開催されている。日本と台湾両方に球団を持つ楽天も、毎年チアリーダーを活用した交流を行っている。1日に東京ドームで開催された主催試合「楽天スーパーナイター」でのパフォーマンスには、、台湾楽天モンキーズの男性応援団長を務めるエビー、チアリーダーのランラン、ダイイン、ガーリンの総勢4名が参加した。
試合当日が初顔合わせも…台湾から追っかけのファン来日
今年の「楽天スーパーナイター」のテーマは「スポーツとともに、もっといい未来へ。 A BETTER FUTURE TOGETHER」。今回の企画は、人気ロックバンド「サンボマスター」が生演奏する代表曲『できっこないをやらなくちゃ』に合わせて、障がいの有無に関わらず誰もがダンスを楽しめる場づくりに取り組んでいるダンスチーム「SOCIAL WORKEEERZ」と、楽天イーグルスの公式チアリーダー「東北ゴールデンエンジェルス」、サッカーのヴィッセル神戸のガールズ応援ユニット「ヴィッセルセレイア」、楽天モンキーズのチアリーダー「Rakuten Girls」の一部メンバーがダンスを披露した。
ダンスで共演するメンバーとは試合当日が初顔合わせであり、それまではSOCIAL WORKEEERZの監修のもと、台湾で遠隔でダンスの練習をしていた「Rakuten Girlsのメンバーたち。本番ではぴったりと息のあったパフォーマンスを見せた。
「ダンスの振り付けは難しくて大変だったのですが、練習の映像を撮って送ると、毎回SOCIAL WORKEEERZの先生がすぐに返信してくれて、ここはもっとこうしたほうがいいよというようなアドバイスをもらいながら練習を進めていました。いいパフォーマンスができてうれしいです。
今回はこのようなすばらしい機会をいただいて私たち全員光栄に思っています。これを機会に日本の野球ファンの皆さんに台湾の野球にも興味を持ってもらえたらと思います。
心残りといえば試合がたっぷり観戦できなかったことですが、ちょうど宋家豪投手が登板したタイミングはスタンドで観戦できました。今度はプライベートで来た時にめいっぱい応援したいです!」と、ランランは話す。
また、ダンスの企画を主催した楽天グループ株式会社の竹内菜々花さんは、「楽天が取り組む『スポーツとともに、もっといい未来へ。A BETTER FUTURE TOGETHER』というテーマのひとつに“多様性”というキーワードがあり、台湾からも『Rakuten Girls』の皆さんに来ていただきました。また、普段はダンスに参加されない男性応援団長のエビーさんにも参加してもらいました。
SOCIAL WORKEEERZの指導のもと、各チームのチアリーダーの皆さんには遠隔で練習してもらいました。不安でしたが、各チーム一生懸命に練習していただいたおかげで、最高のパフォーマンスを披露することができたと思います」と話した。
この日のために台湾からかけつけたというファンの男性は、「楽天は台湾にも日本にも球団を持っているので、こういった企画をたくさんやってほしいです。私は『Rakuten Girls』のファンなので、メンバーが日本でも活躍するのを見るのが楽しみです」と、今後の活動に期待を寄せていた。
さらには、この試合の前日に都内のイベントで共演しているアイドルの志柿じゅみさんにも話を聞いた。彼女は「Rakuten Girls」の追っかけとしても、台湾、日本双方のファンに認知されている。「私は去年、台湾で偶然楽天モンキーズの試合を観たのがきっかけで、かれこれもう10回以上、台湾で試合とチアの皆さんを見ています。昨日(試合前日の7月31日)は、ライブでも共演させてもらって感激しました。『Rakuten Girls』のメンバーは私のYouTubeでもたびたび紹介していますので、多くの人に知ってもらって、台湾へ観に行ってくれたらうれしいです」
今後も日本と台湾の各球団での取り組みが期待される。