大谷翔平が記録する歴史的「7.4」 更新し続ける“DH史上最高”…前人未踏の領域

ドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
ドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

WARは「7.4」まで上昇…最高記録更新は濃厚

 ドジャースの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)の試合を終え、米野球データサイト「ベースボール・リファレンス」が算出するWARで「7.4」を記録。1995年にマリナーズのエドガー・マルティネスが記録した、DH最高記録を上回り、“DH史上初”となるMVPへ前進中だ。

 WARは、どれだけチームの勝利を増やしたかを表すセイバーメトリクスの指標で、シーズンMVPを選ぶ上でも重要視されている。守備を行わないDH専任の選手は数字の積み上げが難しいが、同社算出のWARでは守備を行う選手を差し置いてナ・リーグ1位となっている。

 シーズンの65%以上をDHで出場した選手の歴代最高は、1995年にマルティネスが記録した7.0。大谷は1日(同2日)の試合を終えて6.9だったが、2日(同3日)の試合では2安打3盗塁で「7.1」に上昇。そこからまた0.3も積み上げた。

 指名打者の選手がMVPを受賞すれば史上初の快挙。WARは今後の成績によって下がる可能性があるものの、最高記録更新は濃厚な状況だ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY