大谷投手復帰を一蹴「必要なピースみたいな言い方するな」 野戦病院ド軍…吠えたご意見番

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

パーカー氏が歯に衣着せぬ発言「何か起きたらどうするんだ」

 投手陣に怪我人が相次ぐドジャースで大谷翔平投手のプレーオフでの投手復帰論が急浮上している。デーブ・ロバーツ監督が13日(日本時間14日)に「可能性は非常に低いだろうけど、ゼロではない」と発言したことが発端。この発言に米放送局「FOXスポーツ・ラジオ」のロブ・パーカー氏は「何をしているんだ!」と疑問を呈した。

 ドジャースの投手陣でエース右腕のグラスノーが60日間の負傷者リスト(IL)に移行し、レギュラーシーズンが正式に終了となった。また、11勝を挙げているストーンも右肩の炎症で戦線離脱。18日(同19日)に指揮官は「今季中に復帰する可能性は極めて低いと思う」とシーズン終了を示唆した。他にもカーショーもILに入り、ミラーもマイナー降格となっている。

 故障明けの山本、フラハティ以外は不安定な現状で急浮上したのが大谷の投手起用。本人は17日(同18日)に「わからない」と言葉を濁したが、18日(同19日)には術後最多となる30球をブルペンで投じ、最速93マイル(約149.7キロ)をマークした。

 ただ、ご意見番のパーカー氏は「俺の最初の反応は、ノー・ヘイ! ノー・ハウ!(Know How) だった」と否定的。続けて「まず最初にポストシーズンで登板して、何か不具合が起きて、来シーズン絶望になることを考えてほしい」と警鐘を鳴らした。

 さらに「ショウヘイが復帰しても、このチームが勝つには投手が足りていない」とバッサリ。「ワールドシリーズ制覇に向けて、彼が必要なピースみたいな言い方をするんじゃない! ローテーションは4つも足りていないピースがあるんだぜ! 怪我人が多すぎだ!」と投手復帰論を一蹴した。

 パーカー氏は昨冬、大谷のブルージェイズ入りが報じられた時は「MLBにとって最大の悲劇」と発言し炎上するなど、歯に衣着せぬ発言が何かと話題になるが……。「(投手陣が)足りなくなったから、少し急かしたい? 少し幼稚のように感じる。何かが起きたらどうするんだ。だから俺は反対だよ」と強い論調で否定した。

(Full-Count編集部)

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