大谷翔平はすでに「永遠の伝説」　突入した別の領域…米識者が5分の映像に込めた思い

ベルドゥッチ氏が自らナレーションもした5分にもわたる映像を公開

　ドジャースの大谷翔平投手は、前人未到の「50本塁打＆50盗塁（50-50）」を達成し、さらに数字を伸ばし続けている。米放送局「MLBネットワークの公式SNSは、同放送局の解説者で米国の権威あるスポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッドの記者でもあるトム・ベルドゥッチ氏が書いて自らナレーションもした「偉大さへの道」と題した5分にもわたる映像を公開した。

「生きている間に一度、前例がない人物が現れることがあるかもしれない。“50-50”は、通算500本塁打、3000安打、300勝のように、永遠の伝説となる選手の証だ。そして神業としか思えない完璧な歴史とのつながりの中で、オオタニは史上50回目の50本塁打シーズンを達成している。これまでの49回では、誰も50盗塁の半分にも届かなかった」

　投手としてはリハビリ中ながら、野手として凄まじい活躍を見せることに「片方しかできなかった中で、オオタニは単に我々に目を見張らせる新しい方法を見つけた」と称賛。本塁打だけでなく、盗塁を決めることにも「6フィート4インチ（193センチ）、210ポンド（95キロ）のオオタニは、42を上回る盗塁を決めた最も大柄な選手だ」と賛辞を送った。

　まさにスピードとパワーを兼ね備える。「稲妻と雷鳴。50-50。これは単なる特異なスタッツではない。我々の時代に唯一無二の偉大な選手がいるということのさらなる確信だ。オオタニの偉大さは彼の前を歩いた選手たちではなく、彼が選ぶ道で評価される」。すでに“伝説”の領域に突入する大谷の異次元さを強調していた。