ジャッジ驚異の5戦連発…ヤ軍2年ぶり地区V 大谷と5本差で2冠独走、残すはド軍vsパ軍のみ

5試合連続となる58号を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】
5試合連続となる58号を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】

本拠地・オリオールズ戦に「3番・中堅」で先発出場…5戦連発58号

【MLB】ヤンキース 10ー1 オリオールズ(日本時間27日・ニューヨーク)

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が26日(日本時間27日)、本拠地で行われたオリオールズ戦に「3番・中堅」で先発出場し、5試合連続となる58号2ランを放った。2打数1安打2打点2四球で打率.325、OPS1.169。チームは10-1で勝利し、2年ぶり21度目の地区優勝を決めた。

 豪快なムーンショットは7-0で迎えた7回1死一塁の第4打席だった。真ん中のフォーシームを捉え、高々と上がった打球は初速110.9マイル(約178.5キロ)、飛距離394フィート(約120.1メートル)、角度42度で左翼席へ。21日(同22日)の敵地・アスレチックス戦から衝撃の5戦連発でメジャー全体ではドジャースの大谷翔平投手と5本差をつけた。本拠地ではMVPコールが沸き起こった。

 8月26日(同27日)から9月12日(同13日)まで、自己最長タイの16試合連続本塁打なしを味わったが、13日(同14日)のレッドソックス戦で52号を放って“脱出”。チームは2回にジャンカルロ・スタントン外野手が先制の27号ソロ。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると今季2人のアベック弾は14度目。1961年のロジャー・マリスとミッキー・マントルに並び、球団のシーズン最多記録となった。

 チームは優勝に王手をかけて迎えた天王山でオリオールズに2連敗を喫していたが、この日は2回にスタントンの一発で先制すると、6回に一挙6点を奪いリードを広げた。先発のゲリット・コール投手が7回途中無失点の好投で地区優勝を決めた。優勝が決まっていないのはドャースとパドレスが争っているナ・リーグ西地区のみとなった。

 ジャッジ個人では、本塁打&打点王争いではメジャー独走中。独走態勢を築き、2冠をほぼ手中にしている。2022年に自身が打ち立てたア・リーグ記録の62本にどこまで迫ることができるか。

(Full-Count編集部)

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