大谷翔平と首位打者争い…アラエスのスタメン外を指揮官“理解”「十分に出場している」

試合前の取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】
試合前の取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

打率トップのアラエスはスタメン外

【MLB】ロッキーズ ー ドジャース(日本時間29日・デンバー)

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は28日(日本時間29日)、敵地・ロッキーズ戦前の取材に応じ、大谷翔平投手と首位打者争いをしているルイス・アラエス内野手(パドレス)について言及した。この日アラエスはスタメンを外れたことに意見を求められた指揮官は「ノー。ルイス(アラエス)は十分に試合出場していると思う。あと、彼らはワイルドカードの出場を決めたからね。だから、正直言って彼らは、何かを賭けているという訳ではない」と理解した。

 大谷は前日の同カードでは54号を含む1試合4安打の活躍を見せ、打率.309まで上昇。首位打者争いの2位に浮上した。一方でアラエスは前日26日(同27日)まで3試合、12打席無安打で打率を.312に下げていたが、この日のダイヤモンドバックス戦で今季19度目の3安打をマーク。打率.314とした。

 この日アラエスがスタメンを外れたことで、大谷が逆転するには5打数5安打以上が必要となる。ただ指揮官はタイトル争いでの“休養”に理解を示した上で「ノー。ルイス(アラエス)は十分に試合出場していると思う。あと、彼らはワイルドカードの出場を決めたからね。だから、正直言って彼らは、何かを賭けているという訳ではない」と、チーム状況から無理する必要がないとした。

 ただ、「明日彼(アラエス)がプレーしなかったらショックを受けるだろう。明日彼が無安打で終わって、ショウヘイが1試合に4本打ってくれることを願っている」と、最終戦はアラエスがスタメンに復帰することに願いを込めた。

 また、大谷は前日の同カードでイチローを抜き、日本選手最多の57盗塁まで数字を更新した。大台の60盗塁まで残り3としている一方、盗塁に伴う故障のリスクもはらんでいる。盗塁を制限する案があるかと問われると、ロバーツ監督は「ノー(容認する)」と断言。「何人かの選手は(途中交代含めて)出場機会が(通常より)少なくなるかもしれないけど、選手たちは(自分たちの)プレーをしなければいけない」とし、制限しないことを明かした。

(Full-Count編集部)

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