大谷翔平が「6本打ってくれるといいね」 逆転3冠王に期待…同僚が挑む“W快挙”

33号3ランを放ったドジャースのテオスカー・ヘルナンデス【写真:荒川祐史】
33号3ランを放ったドジャースのテオスカー・ヘルナンデス【写真:荒川祐史】

5回に2試合連発となる33号3ラン「全ての試合が大事だ」

【MLB】ドジャース 13ー2 ロッキーズ(日本時間29日・デンバー)

 ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手は28日(日本時間29日)、敵地・ロッキーズ戦で自己最多33本塁打を放った。「4番・左翼」で先発出場し、5回に左中間へ2試合連発となる33号3ラン。ブルージェイズ時代の2021年を上回った。ヘルナンデスは「全ての試合が大事だ。いつも言っている通り、全力プレーをすること。たくさん得点して勝ちたい」と笑顔を見せた。

 5回、大谷の四球とボークなどで1死一、二塁のチャンス。T・ヘルナンデスは代わったばかりのクリスウェルの初球フォーシームを左中間スタンドへ運んだ。「今日、最高勝率を決めたけど、チームにとって重要なことだった。打席であきらめず、戦い続けて、全力プレーをした結果だ」。33本塁打はリーグ6位、99打点はリーグ6位タイだ。

 遠征地では大谷とロッカーが隣同士。大いに刺激を受けているようだ。「素晴らしいね。でも、彼のできることにもう驚く人はいないと思う。もちろんアメージングな選手であり、チームメートだ。チームメートになれたことや彼が作る歴史に加わることができて嬉しいよ」と笑顔を見せた。

 この日、大谷は5打数2安打で打率.310。トップのパドレス・アラエスと4厘差で最終戦に臨む。ヘルナンデスも3年ぶりの100打点へあと1打点だ。「お互い実現することを祈っている。マイアミの時のように、彼が6本打ってくれるといいね。そうすれば、最低でも打撃タイトルや3冠王レースで争いにはなるからね。私(の記録)に関して言うと、チャンスがあれば100打点だけではなく、チームのためにもベストを尽くす。明日実現できるといいね」と最終戦へ意気込んでいた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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