大谷とジャッジ2人だけの領域“1” 9月の大暴れで復活…手繰り寄せた大台フィニッシュ

ドジャース・大谷翔平(左)とヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:荒川祐史、ロイター】
ドジャース・大谷翔平(左)とヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:荒川祐史、ロイター】

今季OPS1以上は大谷とジャッジのみ

 MLBの全日程が9月30日(日本時間10月1日)に終了し、個人成績も確定した。総合的な打者の打撃能力を表す指標とされているOPS(出塁率+長打率)で1を超えたのは2人。1.159のアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)、と1.036の大谷翔平投手(ドジャース)のみだった。

 大谷は8月に調子を崩し、6月からキープしていた1台を、8月15日(同16日)に1を下回った。9月18日(同19日)には.978まで低下したが、翌19日(同20日)の敵地・マーリンズ戦で6打数6安打3本塁打10打点2盗塁と大暴れ。一気に1.005と大台に復活させると、そこからシーズン終了まで10試合で打率.628、6本塁打、20打点、OPS1.853の活躍で1.036でフィニッシュした。

 対するジャッジは4月終了時点で打率.207、OPS.754と不振だったが、5月以降は1度もOPS1台を切る月はなく最終的には打率.322、58本塁打144打点、OPS1.159をマーク。ア・リーグ新記録62本塁打を放った2022年のOPS1.111を上回り、キャリアハイとなった。

 大谷のOPS1台は2年連続2度目。また、ジャッジは3年連続4度目の大台でキャリア通算OPSも1.010に乗せた。

 昨年は大谷、ジャッジの他にロナルド・アクーニャJr.外野手(ブレーブス)が1.012をマークしていたが、今季は左膝の前十字靭帯を断裂で手術を行い49試合の出場にとどまった。ボビー・ウィットJr.内野手(ロイヤルズ)、フアン・ソト外野手(ヤンキース)は9月前半まで1台をキープしていたが、惜しくも大台には乗らなかった。

(Full-Count編集部)

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