大谷翔平、山本由伸は「結構落ち込んでいた」 POは「特別」…初戦後の一問一答

試合後の取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】
試合後の取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】

同点3ランを放つなど5打数2安打3打点

【MLB】ドジャース 7ー5 パドレス(日本時間6日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたパドレスとの地区シリーズ第1戦に「1番・指名打者」で先発出場。2回にポストシーズン1号となる同点3ランを放つなど5打数2安打3打点の活躍を見せた。試合後に行った会見の一問一答は以下の通り。

――試合を振り返って。
「試合前から凄い球場の熱気というか、そういうのを感じて、終始ただただ楽しいゲームだった」

――ホームランについて。
「先制点をとられて、相手も素晴らしい投手ですし、ああいう投手から打てたのは特別だったなと思います」

――WBCとポストシーズンを比べて。
「比べることはちょっとできないかなと思いますけど、1年間戦い抜いてきたファンのひとたちとポストシーズンを戦う特別なことというのは(WBCと)比べることはできないですけど、同じくらい特別だったかなと思います」

――高めのファストボールをホームランにした。
「先ほども言いましたけど球界でもトップクラスの投手なので、なかなか投げ損じというのがない。変化球も素晴らしい中で、難しいボールでしたけど、打てたというのは自信になる」

――0-3と先制され、チームはどうやって逆転できたのか。
「やはり初戦の入りは難しいと思いますし、試合が空いている中で全体的に硬さが出るものですけど、早い回にこうやって追いついて、ブルペンも素晴らしかったですし、後半の打線のつながりも素晴らしかったと思います」

――PO初打席で感じたことは。
「興奮する中で自分の打席、自分のスイングっていうところは初戦でしっかりしたいなと思ったので、1打席目は打ち取られてはいたんですけど感覚的には悪くなかったので2打席目もそれを継続してという感じです」

――活躍した喜び、今感じていることは。
「シーズン中も長いシーズンを乗り切る難しさがあると思うんですけど、短期決戦は短期決戦でやはり難しさがあると思うので、今年初めての経験ですけど、本当に楽しいゲームだったかなと、素晴らしいゲームだったかなと思います」

――試合前のクラブハウスではエキサイトしていたように見えたが、打席では落ち着いた雰囲気。
「特別なことはしていない。打席はだいぶ集中しているので、今1球1球振り返れって言われても思い出せないくらい集中できていた」

――試合前の盛り上がる雰囲気と、打席ではどう切り替えているのか。
「自分でも分からない。打席に行けば集中するし、打つためだけに勝手に集中する」

第1打席での初球カーブで“落ち着き”「自分の中でスッと入れる感覚はあった」

――打席に立つまでの心境。
「全体的には変わらなかった。基本的にはケージで準備して、打席の前にベンチにという感じなので。ある程度やることはケージの中で終わらせて、ベンチに来たら打つための準備という感じ」

――本塁打のあとの感情。
「こういう試合で、なかなか打つのが難しいと思うんですけど、素晴らしい投手から打てたというのが嬉しかったですし。ちょっと自分が思っていたよりギリギリのホームランだったんですけど、もうちょっとで、危なかった」

――集中しているときの感覚は。
「集中しているなという感覚。やりたいことがはっきりしている。冷静に考えながら、ピッチャーに対して気持ちが向いている感じですかね」

――1打席目の景色。
「1球目にカーブが来たので、自分の中で気持ちが楽になったというか、そのカーブに対して反応できたなというので、落ち着きというか、自分の中でスッと入れる感覚はあった」

――フリーマンが盗塁。
「やっぱり苦しい状況で痛みもある中で、勝つためにああやって一生懸命仕事をするというのは打線に必ず影響を与える。打線全員、いい仕事が個人個人多かったんじゃないかなと」

――山本由伸にかけた言葉は。
「結構落ち込んでいたんで。勝ってよかったなと、まあ切り替えるんじゃないかなと思うので。場数も踏んできている投手だと思う。僕も(プレーオフが)初めてですけど、由伸も初めてだと思うので、また次に向けて切り替えて、次は素晴らしいピッチングができるんじゃないかなと思う」

――第2戦はダルビッシュ有投手と対戦。
「チームでしっかりとアプローチをしたいなと。素晴らしい投手なので一丸となって得点できるように」

(Full-Count編集部)

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