広島24歳は「新人王にふさわしい」 防御率10.66→2.11の激変…3年目左腕が「覚醒した」

広島・黒原拓未【写真:矢口亨】
広島・黒原拓未【写真:矢口亨】

広島・黒原拓未は53登板で4勝、防御率2.11、奪三振率10.11

 広島の3年目ドラ1・黒原拓未投手は今季、大きな飛躍を遂げた。チーム3位タイの53試合に登板して4勝3敗3ホールド、防御率2.11。新人王候補の1人とされており、ファンは「頼りになる」「新人王になってもおかしくない」「すごい進化」と声を寄せている。

 24歳左腕は智弁和歌山高を経て、関西学院大から2021年ドラフト1位で入団した。しかし、1年目は12登板で防御率6.52、2年目の昨年は5登板で防御率10.66と苦しんでいた。

 3年目の今季は3月30日のDeNA戦に先発で初登板も、1番・度会隆輝外野手に死球を与えて危険球退場となる波乱のスタート。ところが、救援に転じた3戦目から11戦連続無失点投球を見せるなど信頼を得た。結果、53登板で防御率2.11。奪三振率も10.11(59回2/3で67奪三振)だった。

 黒原は「投手として前年までの1軍での登板イニング数が30回以内」という新人王資格を残している。今年のセ・リーグ新人王は黒原の他、巨人の2年目・船迫大雅投手、ドラフト1位・西舘勇陽投手、中日・田中幹也内野手らの名前が挙がる。

 SNSには「新人王は船迫か広島の黒原のどっちかだ」「覚醒した」「いいピッチャーになった」「抜群の安定感」「新人王になってほしいな」「新人王にふさわしい」とコメントが並んでいる。果たしてどんな結果になるだろうか。

(Full-Count編集部)

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