リンドーアが「MVPになるはずだ」 NYファンは狂喜乱舞、大谷翔平との“違い”を強調

フィリーズ戦に出場したメッツのフランシスコ・リンドーア【写真:ロイター】
フィリーズ戦に出場したメッツのフランシスコ・リンドーア【写真:ロイター】

地区S第3戦の8回に適時二塁打…NYファンは大熱狂

【MLB】メッツ 7ー2 フィリーズ(日本時間9日・ニューヨーク)

 MVPの大合唱だ。メッツのフランシスコ・リンドーア内野手は8日(日本時間9日)、本拠地で行われたフィリーズとの地区シリーズ第3戦に「1番・遊撃」で先発出場。8回にダメ押しの適時打を放ち、チームを勝利に導いた。NYファンから「リンドーアが間違いなくMVPだ」「素晴らしいパフォーマンス」と称賛の声が送られている。

 スタメン発表から本拠地シティ・フィールドに詰めかけた4万4093人のファンは、リンドーアに「MVP! MVP!」チャントを送った。最初の4打席は無安打に打ち取られたが、6-2で迎えた8回2死一、二塁の第5打席、カルロス・エステベス投手の99マイル(約160キロ)直球を右翼線へ運び、ダメ押しの適時二塁打を放った。

 本拠地は狂喜乱舞。試合前以上の「MVPコール」がリンドーアに送られた。大一番での活躍を見たファンの興奮も収まらない。「リンドーアが間違いなくMVPだ」「リンドーアがMVPになるはずだ。単純明白。オオタニはただDHをしているだけ」「まさに私のMVPよ! オオタニはDHとして素晴らしいシーズンを送ったけど、議論にすらないわ。MVPはリンドーア」「GOAT(史上最高)」などと声が寄せられている。

 リンドーアは今季152試合に出場し、打率.273、33本塁打、91打点、OPS.844、29盗塁をマーク。卓越した遊撃守備を誇り、MVP投票で重視される勝利貢献度WARでは、8月末の時点でドジャース・大谷翔平投手を抑えてリーグ1位に立っていた。最終的にはWAR7.0で大谷の9.2とは大差がついているものの、東海岸のメディアやNYファンからはまだまだ“根強い”人気を誇っている。

(Full-Count編集部)

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