ド軍右腕がブチギレ ベンチで1人ご乱心…苦難続きに同情の声「気の毒に思う」

パドレス戦に先発したドジャースのウォーカー・ビューラー【写真:荒川祐史】
パドレス戦に先発したドジャースのウォーカー・ビューラー【写真:荒川祐史】

ビューラーは初回無失点も…2回に一挙6失点

【MLB】パドレス ー ドジャース(日本時間9日・サンディエゴ)

 不甲斐ない結果に怒りを爆発させたようだ。ドジャースのウォーカー・ビューラー投手は8日(日本時間9日)、敵地で行われたパドレスとの地区シリーズ第3戦に先発するも、2回に後ろを守る同僚らのミスもあって6点を失った。ベンチに戻ると、帽子を投げ、ダグアウト内の道具に“八つ当たり”。ファンからは「そりゃそうね。守備がまずかった」「ブチ切れてその後冷静になった感」などとコメントが寄せられた。

 初回にムーキー・ベッツ内野手の先制ソロで援護をもらい、その裏の攻撃も無得点に抑えたが2回に落とし穴が待っていた。フレディ・フリーマン内野手の送球が打者走者のマニー・マチャド内野手にぶつかり、遊ゴロで併殺を狙えた当たりも、ミゲル・ロハス内野手が二塁を踏めずにオールセーフ。悪い流れが続いてリズムが崩れたのか、適時打や犠飛、さらにフェルナンド・タティスJr.外野手に2ランを浴びて6点を失った。

 ベンチに戻ると、ビューラーは怒りを爆発。キャップを投げ、備え付けの用具を地面に思いっきり叩きつけている様子が、米スポーツ局「FOXスポーツ」の中継に捉えられていた。同局の公式X(旧ツイッター)は「ウォーカー・ビューラーはダグアウトで目に見えてイラついている」として紹介した。一方で味方の守備も影響したこともあってか、「そりゃそうね。守備がまずかった」「ある意味、彼のことを気の毒に思う」「あなたのことを責めないよ、ビューラー」「荒れちょる……」「全て彼のせいというわけではない」など同情する声が多く見られた。

 第3戦の前日7日(同8日)、地元放送局「KABC-TV」などによると、ビューラーは競馬観戦に訪れた際に腕時計の窃盗被害に遭ったことが報じられていた。腕時計には10万ドル(約1490万円)の価値があったという。踏んだり蹴ったりの事態になっているが、ベンチで大暴れした後は3イニングを無失点に抑え、5回6失点で降板した。

【実際の映像】帽子を叩きつけ…ダグアウトで大暴れ 止まらぬ怒り…右腕を襲った“悲劇”

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