3安打完封勝利の田中将大、切れ味抜群スプリットを「極上」と地元紙称賛

今季初完封で8勝目を挙げたヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
今季初完封で8勝目を挙げたヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

プレーオフに向けて先発ローテ補強が必要とされるが…

 ヤンキース田中将大投手は24日(日本時間25日)の敵地レイズ戦で、3安打9奪三振の完封劇で今季8勝目を飾った。大活躍した昨季プレーオフを彷彿とさせる圧巻投球に、地元紙「ニューズデイ」電子版は「手助けが必要な先発ローテにとって素晴らしいニュース」と称賛した。

 田中は立ち上がりから冴えわたるスライダーとスプリットでレイズ打線を攻めた。バットは面白いように空を斬り、積み重ねた三振は今季自己最多タイの9つ。特に落差が大きく、打者のバランスを崩したスプリットについては「極上」と絶賛した。

 ヤンキースはプレーオフ進出に向けて、先発ローテの補強に取り組むと見られている。だが、記事では「明らかに強化が必要とされているローテの状況は、そこまで悲惨なものではないのかもしれないと、マサヒロ・タナカは証明した」と評価。この日の投球がローテ査定の見直しにつながったとした。

 前半戦は7回を投げきれずに、思うような投球が続かなかった田中だが、この快投をきっかけに後半戦は強く存在感を示したい。

(Full-Count編集部)

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