新庄劇場は終わらない…ハムがサヨナラ勝利で逆王手 9回万波の同点弾→10回に浅間決めた
新庄監督も派手なガッツポーズ…山崎福也投手が8回から好救援
■日本ハム 3ー2 ロッテ(13日・エスコンフィールド)
日本ハムは13日、エスコンフィールドで行われたクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第2戦で劇的なサヨナラ勝ちを収めた。終戦寸前、1点ビハインドの9回に万波中正外野手が起死回生の同点ソロを放つと、延長10回に途中出場の浅間大基外野手がサヨナラ打を放ち、劇的な白星を掴んだ。
昨年から新しい本拠地となったエスコンフィールドで迎えた初のCS。熱狂するファンの歓喜の声がグラウンドに響き渡った。
同点で迎えた延長10回、2死から松本剛外野手の四球、清宮幸太郎内野手の中前打で一、三塁に。ここで途中出場の浅間が澤村拓一投手から右前へサヨナラ打を放った。28歳のヒーローは「最高です! この勢いで明日も勝ちます!!」と絶叫した。
第1戦はロッテのソロ本塁打2本による0-2で敗戦。この日も先発の金村尚真投手は0-0の5回に今季レギュラーシーズンで本塁打ゼロだった安田尚憲内野手に先制ソロを被弾。7回には37歳のベテラン、角中勝也外野手にソロ本塁打を浴びた。
攻撃陣は初回、2回、3回と先頭打者が出塁したが得点できず。7回に2四球などで1死二、三塁の好機を作ったがアリエル・マルティネス捕手の遊ゴロの間に1点を返すのがやっと。その後2死三塁で水野達稀内野手は見逃し三振に倒れた。嫌なムードが漂い出した9回1死、万波がロッテの守護神・益田直也投手から左翼スタンドへの特大同点弾。選手だけでなく、新庄監督もベンチから飛び出して派手なガッツポーズ。流れは一気に変わっていた。
8回から登板した山崎福也投手が3回を無安打無失点の好投でチームに勢いをもたらした。1勝1敗とした日本ハムは14日の第3戦でロッテと“決着”をつける。