大谷PO2号キャッチ、敵軍ファンがキープ宣言 ダメ押しに苦笑い「メッツの選手だったら」

大谷のHR球をキャッチしたダン・マルティネスさん【写真:川村虎大】
大谷のHR球をキャッチしたダン・マルティネスさん【写真:川村虎大】

メッツファンがキャッチ…売らずにキープを宣言「キャッチできてハッピー」

【MLB】メッツ ー ドジャース(日本時間17日・ニューヨーク)

 ドジャース・大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、敵地で行われたメッツとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦に「1番・指名打者」で出場し、8回の第5打席でプレーオフ2号となる3ランを放った。キャッチしたメッツファンのダン・マルティネスさんは「メッツの選手の本塁打だったらよかったのに」と苦笑いした。

 4-0で迎えた8回、1死一、二塁、カウント0-1から内角のカットボールを強振した。右翼5階席へ打球速度115.9マイル(約186.5キロ)、飛距離410フィート(約125メートル)、角度37度の一発を叩き込んだ。一度チャレンジとなったが、判定は変わらず。ドジャースナインは笑顔を見せた。

 キャッチしたマルティネスさんは生まれてから30年間メッツファンだという。大谷の本塁打に「メッツの選手の本塁打だったら良かったのに……」と本音も。「だけど、オオタニのHRボールをキャッチできて、ハッピーだよ」と笑顔を見せた。

 記念球は「キープするよ、yeah, yeah, yeah。間違いなくね」と宣言。「ただ、金額をいくらオファーされるかにもよるけどね。もし大金が手に入るなら、売るかもしれないけど、今はボールをキープするつもりだよ」と明かした。

 マルティネスさんのお気に入りはフランシスコ・リンドーア内野手。リーグMVP争いの対抗馬とされるが、「リンドーアがMVPだよ」と“メッツ愛”を貫いた。「なぜならオオタニは守備をしていないから。オオタニの方がリンドーアより良い打者だと思うけど、リンドーアは守備をするからね。オオタニが投手をしていればまた違ったかもしれないね」と笑った。

 この日、メッツは敗れ1勝2敗となった。マルティネスさんは「今夜は勝てないから……メッツが6戦目で勝利するよ」と逆転を信じていた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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