ド軍、10点大勝でWS進出へ王手 大谷翔平が3号先頭弾&4得点…由伸は5回途中2失点

先頭弾を放ったドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
先頭弾を放ったドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷は1安打1打点3四球4得点、山本は5回途中8奪三振4安打2失点

【MLB】ドジャース 10ー2 メッツ(日本時間18日・ニューヨーク)

 ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、敵地で行われたメッツとのリーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第4戦に「1番・指名打者」で先発出場し、初回にポストシーズン3号先頭打者弾を放った。3打数1安打1打点で打率.235。3四球を選び、4得点をマークした。チームは10-2で大勝し、対戦成績を3勝1敗に。2020年以来4年ぶりのワールドシリーズ進出へ王手をかけた。

 目が覚めるような一撃だった。初回、左腕キンタナの甘く入ったシンカーを捉え、右中間へ3号先頭打者弾を放った。ポストシーズンでの先頭打者本塁打は日本人初めて。ポストシーズンでの2試合連続弾は2009年松井秀喜(ヤンキース)がワールドシリーズ第2、3戦で放って以来、日本人2人目だ。

 摩訶不思議な記録にも終止符を打った。ポストシーズンでは走者なしの場面では22打数無安打。同場面で初めての安打は、先発の山本由伸を援護する先頭打者アーチとなった。打球速度は117.8マイル(約189.6キロ)、飛距離は422フィート(約128.6メートル)、打球角度は22度だった。

 3回1死、4回1死一塁、6回1死と3打席連続四球と勝負を避けられた。それでも2番・ベッツが左前打、走者一掃の左翼線2点二塁打、左越え3号2ランと打ちまくり、1番打者として1試合4得点をマークした。7回2死一、二塁は二ゴロ、8回2死満塁は見逃し三振に倒れた。

 先発の山本は4回1/3を投げて4安打2失点。4者連続を含む8三振を奪った。ポストシーズン2勝目こそならなかったが、きっちり試合を作った。6番・マンシーは7回の中前打で12打席連続出塁をマーク。8回は空振り三振に倒れたが、レジー・ジャクソン(ヤンキース)が1977、78年に記録したポストシーズン記録に並んだ。

 18日(同19日)の第5戦はメッツの本拠地シティフィールドで行われる。後がなくなったメッツは千賀滉大が登板する予定だ。

(Full-Count編集部)

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