夏から“別人”…清宮幸太郎は「覚醒した」 CSに導く.394&.898「ここまで活躍するとは」

日本ハム・清宮幸太郎【写真:小池義弘】
日本ハム・清宮幸太郎【写真:小池義弘】

清宮は今季、打率、出塁率、長打率、OPS、得点圏打率でいずれもキャリアハイ

 日本ハムは今季、2年連続最下位から2位に躍進した。就任3年目の新庄剛志監督の元、多くの若手選手が台頭。その1人が7年目の清宮幸太郎内野手だろう。故障で出遅れも、シーズン後半は中軸として活躍。25歳が見せた躍動に、ファンは「ここまで活躍するとは」「覚醒した」と声をあげている。

 清宮は今季、春季キャンプ直前に怪我をして出遅れ。4月19日に1軍昇格したが、5月6日に抹消された。この時点で打率.083、0本塁打。6月11日に1軍復帰も、月間成績は打率.242、0本塁打だった。だが、7月9日の西武戦(ベルーナドーム)で1号を放ってから一気に上昇カーブを描く。

 7月は打率.383、3本塁打。8月は.320、7発、9・10月は.315、5発と打ちまくった。トータル成績は89試合で打率.300(290打数87安打)、15本塁打、51打点。打率と、出塁率.374、長打率.524、OPS.898、得点圏打率.394はいずれもキャリアハイだった。

 クライマックスシリーズ(CS)でも存在感を示した。ロッテとのファーストステージでは打率.333(12打数4安打)。第2戦ではサヨナラ打を呼ぶ中前打、第3戦では同点の2点打を放つなど躍動。お立ち台では涙を流し、ファンの感動を呼んだ。

 ソフトバンクとのファイナルステージは3連敗で敗退。自身も13打数2安打、第3戦では失点につながるエラーも犯したが、更なる成長に向けて糧になったはずだ。SNSには「来年も期待」「間違いなく新庄監督のおかげ」「いいバッターすぎる」「ヤバい」「素晴らしい」「覚醒の年」とコメントが並ぶ。さらなる飛躍が期待される8年目は、どんな打棒を見せてくれるだろうか。

(Full-Count編集部)

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