ヤ軍指揮官は「おぞましい采配」 スタントン降格→OPS.475が4番「理解できない」

ヤンキースのジャンカルロ・スタントン(左)とジャズ・チゾムJr.【写真:ロイター】
ヤンキースのジャンカルロ・スタントン(左)とジャズ・チゾムJr.【写真:ロイター】

ヤンキースはWS第1戦から3点、2点、2点と打線が不発

【MLB】ヤンキース ー ドジャース(日本時間30日・ニューヨーク)

 崖っぷちから逆襲できるのか。ヤンキースは28日(日本時間29日)、本拠地で行われたワールドシリーズ第3戦に2-4で敗れ、シリーズ3連敗。ドジャースに世界一の王手をかけられた。29日(同30日)の第4戦、ついに打線を“組み換え”たが、米ファンからは「理解できない」「Why?」の大合唱が起きている。

 ヤンキースはこの日、ポストシーズンで6本塁打&OPS1.110のジャンカルロ・スタントン外野手を4番から5番に移動し、代わってジャズ・チゾムJr.内野手を“昇格”させた。また、第3戦で先発から外れたオースティン・ウェルズ捕手を再びスタメン起用。負けたら終わりの第4戦でオーダー変更した。

 ただ、米メディア「ジョムボーイ・メディア」のヤンキース専門アカウント「トーキン・ヤンクス」は不満の様子。自社X(旧ツイッター)を更新し、「チザムJr.とウェルズは今ポストシーズンでOPS.475と315に過ぎず、ヤンキースの規定打席以上の選手ではワーストの2人」と紹介した。この投稿には「What!?(何だって)」「おぞましい采配」「ヤンキースは負けにきてる」「ヤンキースファンではないけど、これには困惑だよ」「ブーンが壊れた」などと、辛辣な声が寄せられている。

 一方で試合前の会見に臨んだアーロン・ブーン監督は、打順変更について「もう少し(打線の)バランスをとりたかった。彼らはブルペンデーだから、1打席か2打席だけでも彼らに優位な状況を作らせないようにした」と、アーロン・ジャッジ外野手とスタントンの右打者が続くことを考慮した上、と語っている。シリーズ3連敗から世界一になったケースはただ一度もない中、ブーン監督の“奇策”は奏功するだろうか。

(Full-Count編集部)

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