鷹・仲田が戦力外通告に涙「言葉が出ない」 2軍で打率.403も…育成再契約の打診を保留

球団事務所を訪れたソフトバンク・仲田慶介【写真:竹村岳】
球団事務所を訪れたソフトバンク・仲田慶介【写真:竹村岳】

緒方、川村とともに支配下勝ち取るも…2軍では打率.403をマーク

 ソフトバンクの仲田慶介内野手が4日、みずほPayPayドーム内の球団事務所を訪れ、来季の選手契約を結ばない旨を伝えられた。取材に応じた仲田は涙を流し、「正直ちょっと言葉が出ない」と唇をかんだ。球団から打診された育成再契約については判断をいったん保留し、他球団からのオファーを待つ考えを明かした。

 仲田は福岡大大濠高から福岡大を経て、2021年育成ドラフト14位で入団。同年に指名された支配下、育成選手128人のうち、最後となる128番目に名前を呼ばれた。プロ3年目の今季は春季キャンプから猛アピール。開幕直前に緒方理貢外野手、川村友斗外野手とともに支配下登録を勝ち取ったが、1軍で結果を残すことはできなかった。

 球団からは育成再契約についての打診があったというが、「死に物狂いで支配下を勝ち取って、またソフトバンクの2軍でやるというのは自分的にはその時の気持ちでやれるかと言われれば厳しい。他球団からのオファーを待ちたいなと思います」と言及。続けて「(判断は)保留という形になります」と口にした。

 緒方、川村とともに開幕1軍入りを果たすと、「育成三銃士」と呼ばれた。今季は代走や守備固めなどで24試合に出場して打率.214、本塁打と打点はなかった。2軍では打率.403をマークするなど、結果を残していた。

(Full-Count編集部)

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