ソトに773億円を「使うつもりはありません」 無視できない“弱点”…米識者が一刀両断

ヤンキースのフアン・ソト【写真:Getty Images】
ヤンキースのフアン・ソト【写真:Getty Images】

WSでは解説者に「右翼の守備で差が見られます」と指摘されていた

 ヤンキースからFAとなったフアン・ソト外野手。今オフの目玉とされ、“争奪戦”が繰り広げられている。そんな中で米ポッドキャスト「ドジャース・テリトリー」の司会で、元ドジャースレポーターのアラーナ・リゾさんは「私ならソトに5億ドル(約772億9000万円)を使うつもりはありません」と一刀両断した。

 同番組内で、2025年シーズンにドジャースにいない5選手というトピックで議論を行っていたときのこと。ソトの獲得を狙いすでに問い合わせをしたことが明るみになっているとされる7球団の中にドジャースが入っているという米報道もあり、司会を務めるリゾさんは「私にしてみれば打撃のみの選手。攻撃面では素晴らしい選手で、それは間違いありません。ポストシーズンで活躍ができ、大事な試合で力を発揮する。しかし(もし自分がチームを構成するなら)外野に彼を欲しいとは思いません。守備で不利な点になると思っています。その上投げないですからね」と断言した。

 ソトは右翼手でゴールドグラブ賞のファイナリスト入りしていた。しかし米メディア「NJ.com」は10月29日(同30日)に「ソトの守備が殿堂入り選手に冷やかされた」との見出しで記事を公開。ドジャースとのワールドシリーズ第4戦で中継をした米スポーツ局「FOXスポーツ」で、解説のジョン・スモルツ氏が「このシリーズにおいて、すでに右翼の守備で差が見られますね。ベッツの守るところに打つと、二塁打をもぎ取るのはほとんど不可能です。しかしソトのところに打球が飛ぶと、二塁打や三塁打を私たちは見てきましたよね」と話していた。

 メジャー7年間で通算201本塁打、592打点、シルバースラッガー賞4回の強打を誇る。今季は157試合に出場し、打率.288、41本塁打、109打点、OPS.989の成績を残し、アーロン・ジャッジ外野手とともに打線の中軸を担い、リーグ優勝に貢献した26歳はどんな契約を掴むのだろうか。

(Full-Count編集部)

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