FAカーショーの思惑…GMは復帰を熱望「生涯ドジャース」去就を左右するオフの数か月
カーショーのFAにゴームズGM「生涯ドジャースの一員であるよう、彼と会話を」
ドジャースのクレイトン・カーショー投手は今オフ、フリーエージェント(FA)となった。MLB選手会が4日(日本時間5日)にFA選手のリストを更新。通算212勝を誇る左腕も名を連ねている。ドジャース専門メディア「ドジャーブルー」では、ブランドン・ゴームスGMが「当然、我々はカーショーに戻ってきてほしい」と願った。
カーショーがFAとなったことについて、司会者が「少し驚きました。去年、カーショーの契約に選手側の選択権がついていると言及しましたが、その(来季の)契約を選手側が断ってきた。クレイトンについて何が起きているか明確にしていただけますか? 彼は他の契約を模索しているのでしょうか。意図がよく分からないのですが……」と尋ねた。
ゴームズGMは「オフに入ってからの自分の(心身の)状態を見たいのだと思います。家族とも話を続けて、受けた2つの(手術)結果どうなるかも見据えているでしょう。当然、我々はカーショーに戻ってきてほしい。彼も戻りたい。ですが、自分がどういう状態か数か月の間、様子を見ようという感じです。我々の希望は、クレイトンが生涯ドジャースの一員であるよう、彼と会話を続けていくことです」と言及した。
36歳のカーショーは今年2月に1年500万ドル(約7億6000万円)で再契約。2025年シーズンは年俸500万ドルで選手オプションとなっていたが、これまでに選手オプションを破棄したものと見られる。自身のインスタグラムによれば、左足の2箇所を手術したと報告している。3度のサイ・ヤング賞に輝いた左腕は度重なる故障に苦しみ、今季は7試合登板で2勝2敗、防御率4.50にとどまった。1日(同2日)にドジャースタジアムで行われた世界一祝賀イベントでは生涯・ドジャースを誓ったばかりだった。
(Full-Count編集部)