「人間性もMVPなんだな」　日本一の直後…相手に示した“敬意”は「どこまでできた男」

桑原はソフトバンクナインに拍手を送り脱帽して一礼

　DeNAの桑原将志外野手が見せた“振る舞い”が話題を呼んでいる。日本シリーズでソフトバンクを4勝2敗で下し、26年ぶりの日本一に輝いた直後のこと。歓喜に沸く本拠地でただひとり、外野スタンドに挨拶するソフトバンクナインを拍手で称え、脱帽して一礼。「桑原のリスペクト精神素晴らしい」「最後にホークスの挨拶をひとり見届けるクワ、どこまでできた男なんだ」とファンが感心した。

　2連敗スタートとなった日本シリーズだったが、敵地に乗り込んだ第3戦から破竹の4連勝。31歳の桑原は全6試合に出場して打率.444、1本塁打、9打点の活躍にガッツあふれる守備でも牽引してMVPに輝いた。

　1998年以来となる日本一に、選手やスタッフらも狂喜乱舞。球団公式YouTubeが公開した映像では、握手をしたりハグをしたり称え合っている。そんな中、ベンチ前の桑原は外野方面を向き、応援団のもとに向かってたソフトバンクナインに拍手を送る。その後帽子を取って何度も頭を下げた。激闘を繰り広げたライバルたちに敬意を表しているようだった。

　ファンからは「人間性もMVPなんだなーって感じた」「クワが最後ソフトバンクの選手に向かって拍手してるの何度見ても泣けてくる」「相手への礼儀を忘れない。ただおちゃらけてるだけじゃない桑原さんカッコよすぎ」「こういう姿勢が大好きなんだよ」「まじでこういう細かい気遣い出来る選手は素晴らしい」「桑の誠実な人柄見て好きになったわ何て素晴らしい選手なんだ」と絶賛の声が相次いだ。