大谷元相棒が“戦力外” 元ドラ1有望株も打力発揮できず…積極補強で失った居場所

エンゼルスをDFAとなったマット・サイス【写真:Getty Images】
エンゼルスをDFAとなったマット・サイス【写真:Getty Images】

エンゼルスがサイスをメジャー出場前提の40人枠から外した

 エンゼルスがマット・サイス捕手をメジャー出場前提となる40人枠から外したと14日(日本時間15日)、米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が伝えた。2016年ドラフト1巡目(全体16位)で入団し、大谷翔平投手とも何度もコンビを組んだ29歳がチームを去る可能性がある。

 同サイトは、エンゼルスのマイナーでは2016年から2019年までで打率.279、出塁率.363、長打率.445で、WRC+は117だった成績を紹介。しかし、メジャーではその打撃を発揮することができなかった。

「メジャーでの打撃はいまだ期待に応えられていない」と指摘したように、通算771打席で打率.208、出塁率.313、長打率.342、三振の割合29.3%、wRC+83。「パッとしない出来に加えて、サイスはオプションを使い切っており簡単にはマイナー送りができない。エンゼルスはローガン・オハッピーが主要な捕手として台頭し、彼を今後2年間補完する存在として先日トラビス・ダーノーを連れてきたばかり。そうした全ての要素から、サイスはロースターから押し出され、もしかするとキャリアで初めて他のチームに行くことになるかもしれない」とみている。

 今後については「メジャーリーグでの実績があまり印象的でないことは明らかだが、それでも関心を集める可能性はある」と分析。レイズ、ブルージェイズ、ロッキーズ、マーリンズ、カブス、レッズ、ブレーブスなどが「手助けしてくれる捕手を探す可能性がある。もしくは、どこかのチームが、サイスを遅咲きの打者になる可能性があると見るかもしれない」とした。

(Full-Count編集部)

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