ジャッジは「中堅にいるべきではない」 ソトより“必要な選手”をMLB公式が提言
ソトとは再契約せず、ジャッジを右翼に回す案をMLB公式は示した
ヤンキースからFAになったフアン・ソト外野手の動向は、今オフ最大の目玉だろう。契約規模は1000億円級とも報じられる中、ヤンキースは、ソト抜きでチーム作りをした方がよいとMLB公式が提言して話題となっている。中堅を守るアーロン・ジャッジ外野手の負担を減らすべきと主張している。
記事は「ヤンキースはフアン・ソト抜きのほうがいいかもしれない」と指摘。「ジャッジは中堅にいるべきではない」と主張する。今季58本塁打&144打点で2冠王に輝いたジャッジは中堅で105試合に先発出場した。「重要な選手を体の負担が大きいポジションに置く理由はない」と指摘。指名打者でジャンカルロ・スタントン外野手がいるため「ジャッジの選択肢は制限されている」とも述べる。
その状況でソトと高額の契約を結べば、他の選手を獲得する上で「(金銭面でも)柔軟性が持てなくなる」と解説。ソトとは再契約を結ばず、ジャッジを右翼に回す案を示した。中堅にジャズ・チザムJr.を据えてアレックス・ブレグマン(アストロズFA)を三塁、ウィリー・アダメス(ブルワーズFA)を二塁、クリスチャン・ウォーカー(ダイヤモンドバックス)を一塁に置くのは「どうだろうか」としている。
記事はさらに「MLBトレード・ルーマーズ」の記事を引用し、ブレグマン、アダメス、ウォーカーの3人と約4億ドル(約617億円)で長期契約できる一方、ソトと再契約するには6億ドル(約926億円)かかることに言及。「この場合、ベーブ・ルースのようなジャッジに対してルー・ゲーリッグ(のようなソト)はいなくなるが、チームは今より層が厚くなり、守備面で頼れるようになる」と述べた。
ソトを巡っては、14日(日本時間15日)にヤンキースのライバルであるレッドソックスと会談したと報じられている。果たして来季はどの球団のユニホームを着ているだろうか。
(Full-Count編集部)