「この写真を見てくれ」 ベネズエラ監督が見せてくれた日本選手との1枚「怪物だ」
ベネズエラ代表のロペス監督はアストロズのベンチコーチ「私の子どもと一緒に」
「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」のスーパーラウンドは21日に開幕する。オープニングラウンドAを首位通過したベネズエラ代表は20日、東京ドームで前日練習を行った。オマー・ロペス監督(アストロズベンチコーチ)を直撃すると、1枚の写真を見せられた。
「あった。この写真を見てくれ」。日本人メディアの取材に応じてくれたロペス監督は、おもむろにiPhoneを操作。思い出深い1枚として紹介してくれたのが、ドジャース・大谷翔平投手との写真だった。
「2022年にロサンゼルスで行われたオールスター戦で、私の子どもと一緒に撮ってくれたんだ」
大谷は当時エンゼルスに所属。2020年からアストロズでコーチを歴任するロペス監督にとって、二刀流・大谷は「怪物だ」という。
「身体的に毎日試合に出るのは考えられないことだ。アストロズの時も目の当たりにして、とにかく驚いた。彼は投手と打者を両方でプレーするだけでなく、両方とも高いレベルで仕上げているのは神の技だ」
そんなロペス監督が率いるベネズエラ代表はオープニングラウンドAを1位で突破。11日(日本時間12日)の米国戦では2者連続セーフティスクイズを仕掛けて2得点を挙げるなど小技を絡めた攻撃を展開し、5試合で31得点を挙げた。
22日に対戦する侍ジャパンでも小技を使うのか。「シークレットだ(笑)。ただ、得点のキーポイントになると思うよ。オープニングラウンドは団結力、全員が同じ方向を向いていたのが良かったと思う」。侍ジャパンの脅威となりそうだ。