井端監督、台湾の投手変更も“気にせず”「決めるのは大会側」 決勝に意気込み「いいプレーを」

チャイニーズ・タイペイ戦の指揮を執った侍ジャパン・井端弘和監督【写真:小林靖】
チャイニーズ・タイペイ戦の指揮を執った侍ジャパン・井端弘和監督【写真:小林靖】

初回に変更された投手から4得点

 野球日本代表「侍ジャパン」は23日、「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」スーパーラウンドのチャイニーズ・タイペイ戦に9-6で勝利した。試合前にはチャイニーズ・タイペイが予告先発を変更する一幕もあったが、井端弘和監督は「決めるのは大会側」と冷静な面持ちだった。

 この日、米国が第1試合でベネズエラに勝利。侍ジャパンとチャイズーニ・タイペイの決勝進出が試合前に決定した。その後、チャイニーズ・タイペイは先発投手を当初予定していたリン・イーリンからチェン・ボーチンに変更。日本側は拒否したが、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は承認し、変更が認められた。日本はWBSCに抗議したものの、チャイニーズ・タイペイは罰金を払ってでも変更すると主張したという。関係者によると、罰金額は50万円とされる。

 井端監督は「先発ピッチャーが変わるということは試合前に向こうから提案はあったんですが、そこに僕らは関わることではなく。大会側というのはあって。できればこっちもオーダー組んでましたしミーティングもやってたので。左投手でということだけは伝えたので」と、左腕投手の先発は“要求”したという。結果、変更されたボーチンも左腕だった。

「あとは決めるのは大会側。さほど気にはせず、大会側の判断でいいのではと言いました。試合も明日やるというのでその辺の難しさはあったんですけど、結果勝てたらよかったです」と井端監督。侍打線は初回に4得点を奪い、変わった先発を早々にKO。その後も9得点をあげて勝利した。

 大会史上初の“全勝優勝”に王手をかけた。「選手の頑張りでここまで勝ち上がることができて、あと1試合なので、日本のプロ野球選手が野球をやるのがラストだと思うので日本のファンの皆さんにいいプレーを見せたいと思います」と気を引き締めた。

(Full-Count編集部)

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