大谷翔平があげた“唸り声” ド軍へ途中加入…34歳が受けた衝撃「誰もが呆れかえっていた」

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

今季途中にド軍加入→現役引退…GG賞4度のキアマイヤーが語った大谷翔平

 ゴールドグラブ賞に4度輝いたケビン・キアマイヤー外野手は、今季限りで現役引退した。今年7月に交換トレードでブルージェイズからドジャースに加入した34歳は、大谷翔平投手に驚かされたという。ポッドキャスト番組「Casa De Klub」に出演し、その衝撃を語った。

 キアマイヤーが度肝を抜かれたのはドジャース加入後本拠地での初めてのケージ打撃。大谷はトスされたボールに対し、速度115マイル(約185キロ)の打球を放っていた。ドジャース加入前に所属していたレイズ、ブルージェイズではケージ打撃で打球速度を測る機器が設置されていなかったとした上で、「誰かが球を強打したときは分かるし、これ以上ないほどの打球音も分かる。私がドジャース入りした日からワールドシリーズが終わるまでずっと、誰もがケージでの彼のスイングの力強さと強打ぶりに呆れかえっていた。彼の後にケージで打つと誰もが酷いものだった」と明かした。

 今季の大谷は指名打者専任。打席の合間も打撃練習に励んでいた。「最初の3スイングはウォームアップ程度、でも最後の3スイングは唸りながら打っていた。(打球音は)まるで散弾銃のような音がした。彼は常時109マイル(約175キロ)~115マイル(185キロ)の打球速度。私たちは96マイル(約154キロ)~97マイル(約156キロ)。あの数字には誰も近づけない。あんなものは見たことがなかった。彼は唯一無二です」と改めて驚きを口にした。

 さらに、「彼はやることに関してとてもかっちりしていた。試合前は体を整えるくらいでそれほど多くのことはやらないけれど、試合前1時間くらいになるとスイッチが入ってすべてを始める。ロッカーで僕たちが座っている間、彼は相手投手の映像を見て、牽制の動き、ボールがキャッチャーに届くまでの時間をずっと確認している」と舌を巻いた。

 大谷は今季、59盗塁をマーク。しかも、7月23日(同24日)の本拠地・ジャイアンツ戦から36回連続で成功させ、アウトになったのは4度だった。「私がチームに加わってからは、彼はレギュラーシーズンで一度も失敗しなかった。それも全部余裕で成功していた。彼は午後3時30分~4時頃、(相手投手の)画像をスローで何度も何度も見ている。少しでも彼に隙を与えると、彼は走りたがり、盗塁したがった。50-50を狙っていたのもあるが、彼は野球がうまくなるために本当には何でもする選手で、しっかり研究していた。尊敬しかない」と賛辞を並べていた。

(Full-Count編集部)

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