“大谷資金”を投入しても…天才ソト獲得は困難か 米記者、断言「魅力的に映ることはない」
MLB公式サイトは番記者によるソト争奪戦の“討論会”を実施
ブルージェイズはヤンキースからFAとなっているフアン・ソト外野手の争奪戦で最高額のオファーを提示していると報じられているが、その見通しは……。MLB公式サイトは各球団の番記者がソト争奪戦の“討論会”を実施。各記者はソトがブルージェイズ入りする確率は低いと見ているようだ。
ブルージェイズは昨オフ、エンゼルスからFAとなった大谷翔平投手の争奪戦にも参戦。ドジャースが契約した10年7億ドル(当時1014億円)に匹敵するオファーを提示したとされ、今回のソト争奪戦にはその資金を投入していると指摘されている。レッドソックス番イアン・ブラウン記者は「ブルージェイズは去年のショウヘイ・オオタニのように最後まで争奪戦を繰り広げることはある」としながらも、最終的には獲得には至らないと見ている。
「特にブラディミール・ゲレーロJr.の去就は不透明だし、他球団と比べて魅力的に映ることはない。最も高額なオファーを提示しても、彼が(ブルージェイズに)移籍する姿が想像できない」
マーク・フェインサンド記者も悲観的な見方だ。
「今日、4人のリーグ関係者と話をしたけど、ブルージェイズが最も高額なオファーを提示したとしても、ソトが入団すると信じている人は1人もいなかった。(仮に実現するとしたら)入札額は圧倒的な大差が必要だ。そして、(メッツの)スティーブ・コーエンオーナーがソトを熱望しているのであれば、大きく競り負けることは想像できない」
ブルージェイズは今季ア・リーグ東地区最下位。来季以降の勝てる見通し、つまり将来性が明るくないことが理由に挙げられるという。フェインサンド記者は「ソトと契約しても、ブラディミール・ゲレーロJr.とボー・ビシェットが退団してしまえばそうならないだろう。しかも、ブルージェイズが将来的にFA選手を今よりも勧誘できるという保証はどこにもない」と続けた。
6億ドル(約904億円)と言われるソト争奪戦はウインターミーティング中にも決着すると見られている。ブルージェイズはまたも大物を逃すことになるのだろうか。
(Full-Count編集部)