本来ならマイナー契約も…日本“出戻り”で得た9000万円 160キロ右腕が直面した過酷な現実
ロッテは2022年に49試合登板したゲレーロの復帰を発表した
ロッテは3日にタイロン・ゲレーロ投手の入団が決まったと発表した。2022年に1年間ロッテでプレーした剛腕は2023年から2年間メジャー登板経験がなかっただけに、米記者は日本復帰を選択したからこそ60万ドル(約9044万円)とされる年俸を確保できたと記した。
33歳のゲレーロは身長203センチで、160キロを超える直球を武器に、リリーフで活躍。49試合で3勝3敗24ホールド3セーブ、防御率3.52をマークし、ロッテを退団した。
米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」のダラー・マクドナルド記者はゲレーロがロッテと契約したと報道。全米野球記者協会所属フランシス・ロメロ氏の投稿内容として年俸60万ドル(約9044万円)であることを伝えている。
マクドナルド記者は記事で、ゲレーロは2020年と2021年にメジャーでプレーできなかったため「2022年に日本に渡り、マリーンズでいいシーズンを送った」と言及。その活躍の後、米国に戻りレッズとマイナー契約を結んだものの「彼はルイビル(レッズ傘下3A)で酷く苦労した、と経緯を伝えている。
今季はエンゼルス傘下3Aやルーキーリーグでプレー。エンゼルス傘下では30試合で1勝3敗、防御率5.73。ルーキーリーグでも3試合で防御率5.40だった。それだけに「もしゲレーロが北米に残っていたら、彼は間違いなくマイナー契約のオファーに限定されることになっていただろう。日本に戻ることで、注目に値する金額を確定させた。来年のMLB最低保証年俸を僅かに下回る程度だ」と言及していた。日本で“十分”な年俸を確保できたと記載していた。
(Full-Count編集部)