燕・小川、5000万円の大幅ダウンで契約更改 12年目でワースト2勝「悔しい思い」

契約更改交渉に臨んだヤクルト・小川泰弘【写真:町田利衣】
契約更改交渉に臨んだヤクルト・小川泰弘【写真:町田利衣】

今季は2勝5敗、防御率4.65も…復権へ「自分の力を信じてやるだけです」

 ヤクルトの小川泰弘投手が10日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5000万円の大幅ダウンとなる年俸1億1000万円でサインした(金額は推定)。4年契約最終年の今季はプロ12年目で自己ワーストの2勝に終わり「貢献できなかったので悔しい思いです」と言葉を絞り出した。

 小川は2020年オフに国内フリーエージェント(FA)権を行使してチームに残留。4年契約を結んでいた。今季は初登板が4月26日と出遅れ、5度の登録抹消も経験。12試合の登板(11先発)で2勝5敗、防御率4.65に沈んだ。「怪我から始まって体調不良も重なり、バランスの悪いシーズンだったんですけど、その中でも自分の身体と心を向き合える大事な時間だったなと思っています」と、悪い中でも光明があったことも明かした。

 今季チームはセ・リーグ5位に終わったが、「個人としてもチームを引っ張れるようにフルで戦っていきたいですし、チームの優勝に貢献できるように、そこを念頭に置いてチームとしても個人としても飛翔できるように頑張りたいと思います」と決意を新たにした。

 また、ダウン提示になったものの球団からは「まだまだ頑張ってもらいたいと思っているし、若いいい力も出てきたので中心として引っ張っていってほしいという言葉をいただきました」と信頼を寄せられていることも口にした。

 13年目を迎える来季に向け「自分の力を信じてやるだけです。ベストをしっかり出していく、そこに集中して1年間やろうかなと思います」と復権を誓った。

(Full-Count編集部)

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