イチロー氏だけに許される“孤独”な戦い…さらに前進の「36/36」 なるか史上2人目の快挙
イチロー氏は満票での殿堂入りを達成するか注目
2025年の米野球殿堂入りの候補者となっているイチロー氏が、史上2度目の満票選出へ依然として前進している。MLB公式サイトや米主要メディアも活用する殿堂入り投票のトラッキングサイト「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」では、36人の投票結果が明らかになっており、22日(日本時間23日)の現時点でイチロー氏のみ100%を継続している。
米野球殿堂入りは、メジャーで10年以上プレーした選手が引退から5年で資格を得る。全米野球記者協会に10年以上連続で所属する記者による投票で決定。有資格者から最大10人まで投票でき、全投票数の75パーセント以上を集めると、殿堂入りとなる。
現時点での開票率はわずか9.3%で、投票総数は最終的には388票となると見込まれているが、イチロー氏の殿堂入りは確実視されており満票かどうかに注目が集まっている。過去に満票で選出されたのは、2019年のマリアノ・リベラ氏のみ。デレク・ジーター氏は1票、ケン・グリフィーJr.氏は3票足りずに栄誉を逃した。イチロー氏が満票となれば、野手史上初の快挙となる。
通算251勝のCC・サバシア氏は8日(同9日)に100%を切ってしまい、現在は34票で94.4%となっている。また、有資格最終年のビリー・ワグナー氏は32票の88.9%だった。
(Full-Count編集部)