中日FA福谷浩司、日本ハム入りを表明 故郷・愛知からの移籍に未練も「つらいです」
「新しい環境でもチャレンジし続けたいと思います」
中日から国内フリーエージェント(FA)権を行使した福谷浩司投手は24日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、日本ハムへ移籍することを発表した。「新しい環境でもチャレンジし続けたいと思います」と綴った。
福谷は「私、福谷浩司は考え抜いた結果、北海道日本ハムファイターズに移籍することを決めました」と表明。2012年ドラフト1位で中日入り。先発・中継ぎで12年間プレーした。「12年間、選手としてだけじゃなく、人間として成長することをサポートして下さった中日ドラゴンズの球団関係者、監督、コーチ、選手、チームスタッフ、バンテリンドームナゴヤ関係者、メディア関係者の方々すべてに厚く御礼申し上げます」と綴った。
FA宣言後は複数球団の争奪戦となった。「今回のFA行使を通して、他の球団の考えを初めて聞く機会となりました。この場を借りて声がけをくれた球団には感謝致します」とコメント。
愛知・知多市出身。「生まれ育った愛知の地を離れること、野球選手として育ての親であるドラゴンズを離れることを考えると本当につらいです」と心境も明かした上で、「いつか地域やチームの垣根をこえて野球界に貢献したいという強い思いのもと、野球選手としての経験を増やし、もっと成長し、高みを目指すことを目標に、移籍を決断しました。新しい環境でもチャレンジし続けたいと思います」と前向きにコメントした。
来年1月に34歳となる福谷は慶大から2012年ドラフト1位で中日入り。2014年にリーグ最多72登板し、2020年から先発へ転向。2020年に14登板で8勝2敗、防御率2.64をマークした。今季は8登板で3勝1敗、防御率3.72だった。通算278試合登板、27勝33敗38セーブ、防御率4.04。
(Full-Count編集部)