決着したFA宣言9人の去就 6人が新天地へ…電撃移籍も、菅野退団の巨人は3人に接触
2024年オフは国内FA権7人、海外FA権2人の計9人が行使した
日本ハムは24日、中日から国内フリーエージェント(FA)権を行使した福谷浩司投手を獲得したと発表した。33歳右腕の去就が決まり、このオフにFA権を行使した全員の“新天地”が確定した。
今オフは国内FA権7人、海外FA権2人の計9人が行使した。巨人から海外FA権を行使した菅野智之投手は16日(日本時間17日)、オリオールズと1年契約を締結。米メディアによると年総額1300万ドル(約20億円)と報じられている。2020年オフにポスティングシステムでのメジャー移籍を目指した際は合意に至らなかったが、今季はリーグ最多15勝(3敗)、防御率1.67をマークし、自身3度目のMVPを受賞。35歳でのメジャー挑戦となる。
同じく広島から海外FA権を行使した九里亜蓮投手は広島からオリックスに電撃加入。メジャー移籍を視野にいれていたものの、「家族の環境変化なども考慮し、「自分1人のことではないのでたくさん悩んだ。いろいろな話を聞いていく中で(契約実現は)厳しいかな」とし、国内移籍を選んだことを明かしている。
菅野が退団となった巨人は、このオフのFA市場でソフトバンクからFA宣言した甲斐拓也捕手、石川柊太投手に加え、阪神から宣言した大山悠輔内野手の争奪戦に参加した。大山は阪神に残留、石川はロッテに移籍。そして甲斐には阿部慎之助監督が現役時代につけていた背番号「10」を提示し、さらに「阿部監督からもすごく熱いお言葉をいただいた」とし、争奪戦を制した。
また、楽天から国内FA権を行使していた茂木栄五郎内野手はヤクルトへ移籍。阪神・原口文仁内野手は残留し、木下拓哉捕手は中日と複数年契約を新たに締結した。新天地、残留――それぞれの舞台でFA戦士たちは来季、どんな活躍を見せるだろうか。
(Full-Count編集部)