大谷翔平は年俸実質ゼロ、他球団も23億円増益…見せつけた「1100億円の価値」

ドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
ドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷だけが「この宇宙で唯一7億ドルの価値がある」

 大谷翔平投手はドジャースに移籍した昨季、球団に莫大な利益をもたらした。米経済誌「フォーブス」によると、大谷効果で多くの日本企業と契約を結んだ結果、スポンサー収入が7000万ドル(約110億3800万円)も増えたという。この事実に米メディアも驚嘆。「大谷が唯一、7億ドル(約1103億8300万円)の価値がある」と伝えている。

「フォーブス」は米調査会社「スポンサー・ユナイテッド」の情報として、2024年にドジャースは日本企業12社と契約し、スポンサー収入を7000万ドル増加させたと伝えた。さらにドジャースをホームに迎えた他球団も日本企業の広告掲出などで約1500万ドル(約23億6600万円)の収益を得たという。

 大谷は2023年オフに10年総額7億ドル(約1103億8300万円)でドジャースと契約。後払い契約のため契約期間中に受け取る金額は200万ドルその年俸分を、ドジャースはスポンサー収入で“回収”したことになる。

 地元メディア「ドジャース・ネーション」のダグ・マッケイン氏は「この男は、自分自身で(年俸の実質金額の7000万ドルを)払ったし、それ以上だった。1年目でね、彼は巨大な成功だ」と語った。米メディア「CBSスポーツ」でソーシャルメディア・マネージャーを務めるダニー・ビエティ氏はマッケイン氏の発言を受け、「この宇宙で、ショウヘイ・オオタニが唯一7億ドルの価値がある」と自身のX(旧ツイッター)に綴った。

 今オフにヤンキースからFAとなったフアン・ソト外野手は、15年総額7億6500万ドル(約1206億円)でメッツと契約した。大谷を抜いてプロスポーツ史上最高額を更新したが、米「ヤフースポーツ」は大谷のような経済効果をもたらすことはないと指摘。「オオタニとドジャースとの契約は最高のバーゲンのように見える」と、大谷とソトの契約を比較して分析していた。

(Full-Count編集部)

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