イチロー氏、ただ1人維持する「100%」 いよいよあと1週間、米でも高まる期待感
イチロー氏の他にサバシア氏らが当確ライン…AJは74.3%と肉薄
“史上初”が生まれるのか――運命の時が迫っている。2025年1月21日(日本時間22日)の米野球殿堂入り発表まで、あと7日となった。イチロー氏は一発殿堂入りは確実視されており、野手では初となる満票での選出に注目が集まっている。MLB公式サイトなども活用するトラッキングサイト「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」では約40%まで内訳が公開されており、“100%”を維持している。
MLB公式X(旧ツイッター)は14日(同15日)、「2025年の殿堂入り組が1週間後に発表される。誰が殿堂入りすべきか」と題して今年の有資格者を紹介するなど、注目度はますばかり。すでに2024年12月31日(日本時間1月1日)で投票は締め切りになっているが、「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」での1週間前時点での開票率は38.8%。イチロー氏は152票中152票を獲得し、堂々の満票となっている。
もし満票での選出となれば、2019年のマリアノ・リベラ氏に次いで2人目、野手では史上初の偉業となる。デレク・ジーター氏が1票、ケン・グリフィーJr.氏は3票足りずに涙をのんでおり、歴史の扉をこじ開けるのか注目が集まっている。
イチロー氏以外に殿堂入りラインをクリアしているのは、イチロー氏と同じ2001年にメジャーデビューし、通算251勝をあげたCC・サバシア氏(92.8%)、通算422セーブ左腕で今年が資格最終年のビリー・ワグナー氏(84.2%)、通算435本塁打&312盗塁のカルロス・ベルトラン氏(79.6%)。また、楽天でも活躍したアンドリュー・ジョーンズ氏は74.3%となっている。
野球殿堂入りはメジャーで10年以上プレーした選手が引退から5年で資格を得る。全米野球記者協会に10年以上連続で所属する記者による投票で決定。有資格者から最大10人まで投票でき、全投票数の75%以上を集めると殿堂入りとなる。果たしてイチロー氏は満票になるのか。また他の選手も栄誉を手にするのか。結果は1週間後に判明する。
(Full-Count編集部)