イチロー氏、満票ならず92.6% 野球殿堂入り発表…ダブル選出へ米では100%キープ
「プレーヤー表彰」有資格1年目で選出…349票中、323票を得た
今年の野球殿堂入りが16日に発表され、プロ野球オリックスやメジャーリーグのマリナーズなどで日米通算4367安打を放ったイチロー氏、通算最多セーブ記録を持つ元中日の岩瀬仁紀氏らが選ばれた。
野球殿堂入りは「プレーヤー表彰」と「エキスパート表彰」の2部門で選出される。「プレーヤー表彰」は、現役を引退したプロ野球選手で引退後5年以上経過すると殿堂入りの資格が発生し、その後15年間が選考対象となる。野球報道に関して15年以上の経験を持つ委員が投票し、75%以上得票した人物が殿堂入りとなる。
有資格1年目のイチロー氏は有効投票数349票中、92.6%となる323票を集めて殿堂入り。有資格1年目での殿堂入りは2018年の松井秀喜氏、金本知憲氏以来となった。岩瀬氏は得票率88.3%の308票だった。
21日(日本時間22日)に発表される2025年の米野球殿堂入りでも選出が確実視されているイチロー氏。MLB公式サイトなども活用するトラッキングサイト「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」で15日(同16日)に公開されている投票結果では、開票率40.8%に達しても160票中160票で100%を維持しており、こちらは史上2人目の満票選出に注目が集まっている。