ド軍入りの19億円“韓国スター”は「注目を集める」 米が指摘…押し出された27歳の再起

ドジャースに入団したキム・ヘソン【写真:Getty Images】
ドジャースに入団したキム・ヘソン【写真:Getty Images】

キム・ヘソンのド軍入りに米「彼は注目を集めるだろう」

 米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」のザッカリー・D・ライマー記者が「2025年シーズンに、大ブレークが期待される各MLBチームのスター選手」をピックアップしている。30球団、各チームから1人ずつ選出。ブレーク候補の名前を挙げている。

 レッズから選出されたのは昨季までドジャースに在籍したギャビン・ラックス内野手だ。昨季は139試合に出場し、打率.251、10本塁打、50打点、5盗塁の成績をマークした27歳。同記者は「ドジャースで長く注目されていた選手であったことを考えると、ラックスをここに挙げるのは少しずるいようにも感じられる。しかし、彼が大ブレークする瞬間はドジャースでは訪れなかった。彼がレッズにいるのは、ドジャースが彼より好みの選手を見つけたからにほかならない」と指摘している。

 ただ、ラックスは27歳とあり「まだ若い。2024年最後の60試合で打率.309、OPS.913という好成績を残してレッズに加入した。そして、他の打者と同様に(レッズの本拠地の)グレートアメリカンボールパークでプレーすることによって、パワー面での向上も期待できる」と選出理由を説明している。

 ラックスは移籍したが、今季からドジャースに加入したキム・へソン内野手に期待がかかる。昨季は韓国・KBOで127試合に出場。打率.326、11本塁打、75打点、30盗塁を記録。出塁率.383、長打率.458の数値も残した。

 同記者は「ラックスがレッズに行った理由は、ドジャースが韓国人スター(キム・へソン)と3年契約を結んだ途端、ラックスが不要になったからだ。たとえキムが2025年にドジャースの主役とならなくても、彼は注目を集めるだろう」と言及している。

 さらに「キムは韓国リーグでの最後の4シーズンでは概ね打率.300と30盗塁と好成績だった。パワーは得意分野ではなかったが、昨季にキャリアハイとなる11本塁打を放ち、その印象をわずかに変えた」と“伸びしろ”も紹介している。

 キム・ヘソンはポスティングシステムを利用してドジャースに移籍。3年1250万ドル(約19億6600万円)で合意し、2028年と2029年については球団がオプション権を保有することになっている。

(Full-Count編集部)

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