電撃トレードは「稀に見るWin-Win」 ともにキャリアハイの覚醒…2年半で激変した立場
燕・坂本とロッテ・山本の電撃トレードから約2年半が経った
電撃トレードが覚醒への転機となった。2022年7月、ヤクルトに所属していた坂本光士郎投手と、ロッテの山本大貴投手との交換トレードが発表された。すると両投手とも移籍後、チームに欠かせぬ存在として活躍しており「近年稀に見るWin-Winトレード」といった声があがっている。
2017年ドラフト3位で入団した29歳の山本は2022年7月のトレードまでわずか13試合の登板数だった。加入した年は5試合の登板に終わったが、2023年は42試合に登板して9ホールド、防御率2.55と躍動。昨季はそれをさらに上回り44試合で3勝、12ホールド、防御率1.42といずれもキャリアハイの成績を残した。述べ126打者と対戦して長打ゼロの投球を披露した。
2018年ドラフト5位で入団した坂本は3年目の2021年に36試合に登板し、7ホールド、防御率4.05の成績をマーク。しかしトレードのシーズンはヤクルトで7試合で防御率9.28と苦しんでいた。
ロッテへ移籍したシーズンは7試合に終わるも、2023年はキャリアハイの51試合に登板し16ホールドの成績。昨季も37試合で11ホールドを挙げており、今やロッテのブルペンに欠かせない存在となっている。
トレードを機に覚醒した両左腕。ファンは「左腕神トレード」「いいきっかけ」「成功した結構レアなパターン」「本当来てくれて良かった」「なんちゅートレード」「大成功」などと噛み締めている。
(Full-Count編集部)