イチロー氏の殿堂は「永遠に差別化」 他のレジェンドも及ばぬ“価値”「次元が違う」
マリナーズのディポト編成本部長、マルティネス氏、グリフィーJr.氏がコメント
メジャー通算3089安打を誇るイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が21日(日本時間22日)、資格1年目でアジア出身選手として初の米野球殿堂入りを果たした。満票選出が期待された中、99.7%でわずかに1票足りなかったが、元同僚らは素直に快挙を祝福している。
マリナーズのジェリー・ディポト編成本部長は球団を通して「イチローは唯一無二の存在だ。(野球に対する)コミット、伝説級の練習態度、肉体的な持久力、メンタルの強さ、繊細さ、そして情熱は次元が違うレベルだった。キャリアを通じて、フィールドで成し遂げた実績は歴代最高の選手に並ぶ。しかし、世界に与えた野球の影響は永遠に彼ら(最高の選手)と差別化される」と称えた。
1987年から18年間、マリナーズ一筋でプレーし2019年に殿堂入りしたエドガー・マルティネス氏は「イチロー、投票資格を得た年に選出おめでとう。君を球場で毎日見られることは嬉しいけど、7月にクーパーズタウンで会えることを本当に心待ちにしているよ」とコメントした。
メジャー通算630本塁打を放ち、2016年に殿堂入りしたケン・グリフィーJr.氏は「イチロー、米野球殿堂入りの選出おめでとう。(イチローが加わることは)信じられないほど、栄誉であり、名誉なこと。エドガーと私はこれ以上、君のことを誇りに思うことができない。1995年に(初めて)会って以降、私たちはずっと親友だ。君と殿堂入りを分かち合えることは特権であり、名誉なことだとお伝えしたい」。現役時代のラスト2年間はイチロー氏とも一緒にマリナーズでプレーしたレジェンドも賛辞を送っていた。
(Full-Count編集部)