イチロー氏、アジア勢初の米殿堂入り「全く想像できなかった」 日米W選出…語った喜び
米野球殿堂が発表されイチロー氏が資格1年目で殿堂入り
米野球殿堂は21日(日本時間22日)、2025年の殿堂入りメンバーを発表し、マリナーズなどで活躍したイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が資格1年目でアジア選手として初めて選出された。MLBネットワーク内で「個人としてもそうですし日本のプレーヤーとして初めてということで、大変光栄なことだと思っています」と喜びを語った。
全米野球協会に10年以上所属する記者による投票で決定される。メジャーで10年以上プレーした選手が引退から5年で資格を得て、全投票数の75%を集めると殿堂入りとなる。マリナーズなどでメジャー通算3089安打を放ったイチロー氏は99.7%で、史上2人目の満票とはならなかった。
イチロー氏は「2001年に挑戦が始まったわけですけど、当時2025年の今日Hall of Fameの発表の場にいられることが全く想像できなかったです。MLBでプレーすることすら、できるのかどうかという議論がたくさんあったので、個人としてもそうですし日本のプレーヤーとして初めてということで、大変光栄なことだと思っています」と感慨深げだった。
また「野球は多くの人の出会いが自分を作ってくれた。それが何よりも財産であり、楽しいことであります」と喜び、「クーパーズタウンでケン・グリフィーJr.、エドガー・マルティネス、その2人と会うのを楽しみにしています。それと久しぶりにジーターですね」と思い描いた。
16日に発表された日本野球殿堂では、349票中323票を集め92.6%で史上7人目となる資格1年目での殿堂入りを果たした。シーズン262安打、通算3089安打の偉業を成し遂げたヒットメーカーが、長く活躍した米国の殿堂入りにも名前を刻んだ。
(Full-Count編集部)